第10章 ユニークスキル
~おまけ・終~
・恐怖の行き着く先
ケイトが壁へと追い込まれ
ボスが両足で壁ドンのようにケイトの左右にある壁へつき
動けなくされた後…
明らかに、ケイトの声所か目までが震えるほど恐怖を露わにしていた。
ケイト「ひっ;ぃっ;ぃぃぃっ;」涙目
自然と涙目になり、全身を激しく震わせるほど露骨に嫌がるそれに
俺はボスの目へと攻撃を入れようとした。
が、その直後に変化は訪れた。
ぶちっ!!
何か大きな音がした。
と同時に、ケイトの頭は真っ白になったらしい。
ケイト「きぃやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」ぐるぐる
かっ!!!!!
ずしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃしゃ×無限大
ボス「???」←頭が追いついていない
見ての通り、パニックへと陥ったのだ。
半狂乱に叫び続けながら、何度も何度もスキル攻撃を続けていた。
周りのことの判別も出来てない上に言葉も通じていない分
余計に手の出しようもないそれに、ボスが倒されるまでの数十秒間、見守ることしか俺達には出来なかった。
その甲高い悲鳴と、目の前で繰り広げられる
「あまりにも一方的かつ無残な、有無を言わさぬ無限連続攻撃」を前に…
俺は、思わず呟いた。
キリト「その台詞…そのまま返したいだろうな……
ボスが」
『ぷっw』
『あっはっはっはっはっはっはっ!^^』
その直後、場内は笑いに包まれた。
本来ならば、悲鳴を上げているのはボスだろう…
そう思ったのは俺だけではないようで、笑いが止まらない状況が続いた。
そしてボスは呆気なく散っていた――