第9章 すれ違い
その次の日、平日…
どちらも仕事はなく、暇な時にアスナとケイトと雑談しながら歩いていた。
その折、クラインが…ナンパしていた;
ケイト「裁判を開廷する!」
無論、開口一番の言葉がこれだった;
クライン「ってマジで!!?;」
ケイト「被告人、前へ!」かあんっ!!
クライン「って何?;お前マジで知ってんの!?;」
大きな机をいきなりストレージから出して、木のトンカチでカンッとならした。
ケイト「クライン、お前は彼女にプロポーズと共に手の甲へ口づけをした!相違ないな!?」
クライン「誤解だっての!;」
ケイト「では証人!前へ!」
クライン「って聞けよ!!;」
キリト「今後の展開が見物になってきたな」汗
アスナ「頷)そうね」ごくり
クライン「ってお前ら真剣に聴き入ってねえで何とかしろよ!;」
無論、俺達は見入るばかりだった。
キリト「自業自得だろ」
クライン「何でそんなに信用ねえの!?;」
アスナ「クラインさんだからでしょう?ナンパばかりしていたし…
ケイトちゃん、可愛そう。付き合ってるのに」ぼそ
クライン「ええ!?;」
ケイト「彼は君に何と言っていた?一字一句全て答えよ!」
「は、はい!
「俺は君の為ならいつでも助けに飛んでいくよ」と言ってました。プロポーズかと//」
クライン「ええ!!?;確かにそうは言ったけどよお…;」
ケイト「よって、被告人の有罪!!以上!」
どかぁんっ!!
クライン「ぐはああっ!!;」
その直後、クラインへケイトの鉄拳が見舞われた。
当然の報いだな;
悪気があるのかないのか、ないのだろうけれども…何で彼女がいながらそんなことを?
と、俺は一人思った。
その隣でアスナはぷんぷんと怒っていたのは言うまでもない;