第8章 レジャーランド
そんなにストレスを抱え込んでいたら、いつか壊れてしまう。
その結果が、相手からひどい言葉をかけられて傷付けられてもなお
『それは嬉しいことなんだよ?喜ばないと!^^』と言うケイトちゃんの笑顔だった。
とはいえ、無責任な発言には怒るけれど…
「運動すれば?」って言葉(174ページ参照)や
「嘘だ」という『憶測ばかりで確証もない言葉』に対しての。
『渡る世間は鬼しかいない』
それがケイトちゃんの人生だったようにも思った。
でも、24歳になってから友達ができたみたいで
同い年でありながら、同じ会社に勤める先輩とも言える方らしい。
「全員が全員、そういう人達ばかりじゃないってことは頭では…一応、わかってる。
でも…全員が全員そんなことしない人ばかりかといったら、それは非常に少ない。
限りなく0に近い。
だから…そう思うしかねえだろ」
そのたどたどしくも呟いたケイトちゃんの主張に、私は頷くしかなかった。
実際、経験上、人からはひどい罵声しか浴びせられたことはなかったらしい。
見た目から脂肪じゃないかとささやく者、見るべき点=本質を見ようとしない者、その「頑張り」も「乗り越えてきた傷」も「それまでの努力」までをも軽々しく嘘呼ばわりする者、
そういったストレスしかない日々を過ごしてきた上
誰も否定しない、その上ろくに理解しようともしない。
霊感があることから
「嘘だと思われていること」から「当てものクイズ感覚で言っていること」まで、聞かずとも見れるらしく
余計に、人の闇&本心というものとの差をはっきりと感じられ
人を見るだけで気分が悪くなるほど、鋭敏になったことから悪化の一途を辿っているらしい。
絶望するしかなかったのが、少しだけ変わり出した。
それが24歳の時に入社して配属された頃で、そこにいた人の中で友達ができたことと
身の上話と相談を聞いてくれる上司ができたことだったらしい。
人数は少ないものの、いい人の方が基本的に多かったため助かっていたらしい。