第8章 レジャーランド
無邪気に笑い合いながら、何度も互いへ水をかけ合う二人の姿は
どこか微笑ましかった。
キリト「平和だなあ)…」ぼー
ケイト「…」にや
ついついっ
アスナ「?」
ケイト「…」ごにょごにょ
アスナ「ぱあ)…」こくこく!
目を瞑ってまどろんでいる時、水をかけ合う音が止まった。
そのことを訝しげに感じて、ふと目を開けてみると…
どばっしゃあああああああああああああああ!!!!!
凄まじい勢いで水が降りかかってきた。
ケイト「ひゃっひゃっひゃっ!
水圧砲、打ち上げ弾!^^♪」
アスナ「私にもやらせて!^^♪」
キリト「って待て待て待て!!;
俺だけじゃなく周囲にまで大迷惑が;」
ケイト「そんなの関係ねー!!♪」
ケイト&アスナ『イエーイッ!』ハイタッチ
キリト「古いぞ!?;」
一昔前の漫才で出てきそうなやり取りに叫んでツッコむ中
問答無用で水圧砲の水が滝となって俺『のみ』に降りかかってきた。
キリト「狙ってるだろ!!?;」疾走←必死のパッチ
アスナ「当たり前よ!」微笑←楽しそう
ケイト「男だったら素手で立ち向かってこ~い!」拳振り上げ
キリト「あからさまな男女差別だ!!;」汗
アスナ「問答無用!」キラン
キリト「どわあああああ!;」
ぎゃいぎゃい
そんなドタバタ劇が続く中、クラインは…
流れるプールの休憩場(104ページ参照)にて
ビーチチェアで横たわった、黒いビキニを着た女性を
鼻の下を伸ばしながら見ていた。