第47章 神武器
ケイト「怖いんだ…ただただ怖いっ…恐ろしくてたまらない
皆は楽しいかもしれないけど、それについていけなくて…
それがはがゆくてっ
楽しいはずだったのにって!なんか、悔しくってさ…ぐすっ」俯
クレハ「疎外感を感じて、余計に辛かったのですね」
ケイト「ひっ…ぐすっ」こっくり
その私の言葉に、ケイトはしゃっくりをあげながら頷きました。
ケイト「ごめん、急に落ちて。ごめんっ」
アスナ「ケイトちゃんが気にすることじゃないよ!」
涙を流して膝まずいて崩れ落ちるケイトに、アスナが叫びました。
ユウキ「そうそう!どう見ても悪いのは父親といじめっ子だよ!」ぷんぷん
キリト「ごめんな、軽い気持ちで言って…逆にっ怖がらせちゃったよな」
ケイト「違う…」
『え?』
ケイト「私の言いたいこと、そこじゃない」
スグ「どういうこと?」
ケイト「教えて欲しい。
恐怖しか抱けないのはきっと、そういう経験が多かったから。
だから先立って、楽しいよりも恐怖が勝った。
だから…それを皆と同じ、楽しいに変えたい!(真剣&拳握)
付き合わせて、悪いかもしれない…けど、できれば付き合って」
ユウキ「そういうのなら大歓迎だよ!^^
逆にそれで死にたいなんて言い出さないか冷や冷やしてたし」
『うん!^^』頷
クレハ「それで死にたいなんて言い出さなくなった分、進歩を感じますね」微笑
キリト「逃げるのはいつだってできる。死にたいって頭抱え込んでさ。
でも、君は自分の意思で入って、伝えて、立ち向かおうとしている。
だから、凄い進歩だと思うよ」微笑
『そうそう!』
ケイト「皆…」じわっ
ユウキ「大丈夫!独りじゃないよ!^^」ぽんっ
ケイト「っ…ありがとうっ」ぼろぼろ
シノン「本当…泣き虫ね」なでなで
スグ「そこがいいんですよ^^」
アスナ「うん!^^」
スグ「よぉし!じゃあ私が付き合うわね!」
キリト「そうだな。
この中じゃ飛ぶのに一番慣れてるし、ある程度調節もできるだろうし」
ユウキ「うん!ありがとう!」
クレハ「本当に…恵まれましたね、ケイトっ」ぼろぼろ
『今度はクレハが?!;/さんが?!;』