第8章 レジャーランド
クライン「色白だなあ~。焼けると茶色じゃなくて赤色に焼けるって奴だよなあ。
筋肉も綺麗に割れて…
あ~、触ってみてえ。柔らかそうだなあ~)
……//」にやにや&じいいいいいいい
さっきから、あからさまにクラインさんの様子がおかしい。
ケイトちゃんの方を見て、にやにやしている。
もしかして…二人きりになりたいのかしら?
クライン「まさに、理想の女だよなあ」ぼそっ
キリト「ん?何か言ったか?」
クライン「い、いや!」
それから、私達二人は一緒に修業の所へ行った。
波の出る、いえ人為的に発生させられたリラックスの場へ。
そんな折、こんな会話をしていたらしい。
クライン「なあ、キリト。
お前、ケイトのこと好きか?」
キリト「いっ!?//
なんだよ、藪から棒に」
クライン「いや…前の時、それで泣いてたろ?」
(78~80ページ参照)
キリト「そ、それは…その…
やっぱり…
あんな生い立ちを聞いた以上、幸せになって欲しいって思うだろ?
…そりゃあ、『一緒になれれば何でも楽しめそうだな』とは思うけどさ」
クライン「要するに、お前にとっても理想の人。か」
キリト「ああ…
でも、前の時あんなことがあったからなあ…」
それは、約1か月ほど前…
クラインが複数の女性へナンパしていて、全て断られていた。
けれど、ケイトにはしたことがなかった。
『私じゃダメ?』
ケイトはそう、言葉を残した。
それから、動揺するクラインを置き去りにして走っていった。