第47章 神武器
ケイト「ん?大丈夫!なんたって90kgのマッサージチェア一人で持ち上げて運べるからね♪
並の鍛え方してないもん!b
だから身体は全然平気!
クレハもクレハですっごい心配してくれてたんだけどね。
ほら、降ってきた荷物の角のとんがった所が後頭部にぶつかってね。
それで流血していたみたいなんだ。だから悲鳴上げてたらしいんだけども。
で、脳震盪からか一時的な混乱からかウニョラー化した」
キリト「そこが一番わからないんだが…;)うにょらー?;」
ケイト「大雑把に言うと猫化?かな?
クラインはクラインでネズミに噛まれたのかと思ったらしくってさあ;は~あ;」ずううん
キリト「そ、そうか…いや、無事ならいいんだ」
ケイト「でも愛護団体に訴えるのはやめるべきなのかな?;
悪気があってやったんじゃないし、繰り返さないようにだけ注意しようかな」
キリト「う~ん…お前が無事なら、それが何よりだよ。
というか流血してるんじゃないか!;大丈夫か!?;
俺が悪いのか?;俺の電話のせいか!?;」
ケイト「いやいやいや、それはないから。
そもそも咄嗟に押さえられなかった私の不手際だし。
というかネズミがバタバタ荷の上で暴れてたせいで崩れたみたい」
キリト「そうだったのか…それより今頭はくらくらしないか?脳震盪は?」
ケイト「大丈夫、脳震盪はもう治ったよ。
でも貧血もあって少しだけふらつく程度。
カーペットに血が落ちた後にようやく流血してることに気付いてね^^;
クラインに叫ばれないときっとずっと気付かないままだったよ、あはは^^」
キリト「笑い所じゃないだろ」黒怒
ケイト「ごめん、低い声はやめて;」
キリト「はっ)あ、ああ。悪い。
でも無理はするなよ?
新年、久しぶりに一緒に初詣行くんだろ?スグも楽しみにしてるんだからさ」
心配で仕方なかった。
だからこそ、俺は伝えたかった言葉をそのまま声にして伝えた。