第47章 神武器
死ぬほど恥ずかしかったらしい、
野獣のように外で押し倒されて襲われた方がマシだったとか何だとか…;
そんなクレハを何とかなだめながら階段を下りていくと、途中で階段下へ蹴飛ばされた。
ケイト「いだあああああああああああああ;」
クレハ「バカアアアアアアあああ;救いようのないバカアアアアアアアアあああああああああ;;」
泣きながら言われたら罪悪感しか湧かない;
というか…落ちた分だけでも58段もあったんだね、結構深い;←落ちながら数えてた人
ケイト「むー…;
そんなに言うんなら本当に外でやる?」
クレハ「やりません!!汚らわしい!!//」きっ!!
ケイト「それなら落ち着いてよー;」
クレハ「無理です!できません!!」
クレハは私の背にぴったりと引っ付きながら、そう何度も叫んだ。
あたりは薄暗く、石造りの階段な上に傾斜も急なものだから引っ付くのは仕方ない。
ケイト「ん~;
じゃあせめてもう少し冷静になってよ。
私このままじゃ死んじゃうよ?圏外なんだからs
クレハ「ヒール」
ケイト「いや、回復結晶ここにはないし;」
クレハ「…」
ケイト「?(何で黙ったまま?)
クレハ?」くるっ
クレハ「あれ以上、辱めることは止めて下さい//」真っ赤
ケイト「…わかった。嫌なら言わない」真剣
クレハ「うるっ)…ケイト//」
ケイト「ただ、二人きりの時には耳に囁きそうだけどね」にや
クレハ「バカ!//バカ!!//」ぽかぽか
ケイト「いた!;いた!;地味に痛い!!;」頭抱え
そう言い合いながら108段で終わりらしく、やっと普通の石畳のある道らしき場所についた。
ぼっ!!
『!!』
そんなバカらしいやり取りが繰り広げられた後
階段下に真っ直ぐ拡がる細長い道の壁に備え付けられてあった松明に突如火が付いた。
その現象に私達は驚きと共に、前に進まなければいけないのだと我に返った。