第46章 お泊り・5日目
シノン「ぐすっ…ひっ…VRは不便ね。感情が、止まらない」ぐすっ
ケイト「…ん……ごめん」ぺこり
クレハ「何故話さないのかについては弁解がありますか?」
ケイト「それは…その…迷惑かけると、っていうかこれでも話すようになった方で」
『……・・』じとおおおおおお
クレハ「私の誕生日プレゼントとして『正直に』お話しください^^」黒にっこり
ケイト「はい;」←頷く外ない
脅しも含めて怒りの念も込めた笑みは怒りまできちんと届けてくれたようで、ケイトは即答してくれました。
ケイト「さっき言ったように、ある程度は押さえ込める方なんだ。
殺して殺して殺し続けて…そうしてやっとって感じだったから…
あ、自分にとってはまだ耐えられるなって感じの場合は話さなくていいよねって割り切ってて……
で、話さないっていう感じに至ってます;」たらたら
リズ「要するに、まだ耐えられるから話さなくてもいいってこと?」
ケイト「うん」
アスナ「限界になるまで溜め込むつもりだったの?」
ケイト「う…ん;」
シノン「呆れたバカさ加減ね」
ケイト「だって纏めてた方がその時だけで済むでしょ!?;」
クレハ「その割には「死にたい」という言葉があまりに本気だったように見えましたが」じろり
ケイト「…………でした」ぼそ
『え?』
ケイト「本気でした!!
この際だから正直に言うよ!!」
テロップ『半ばやけくそだ』
ケイト「…私は、消えてしまいたいって思ってた。
小さい頃からの夢が、死にたいってことだった。
それは前にも言ったような環境だったからだ。
父親からは嫌だ、やめてって言っても嫌がることを率先してされた。
後ろから脇の下あたりに腕を通されて胸触られたり、股間の方を下から殴られたり、追い詰めるように追い掛け回し続けたり…
母親は母親で自分のペースばかりで、思い通りに行かなきゃ喚く人だったんだ。
死ねとか産まなきゃよかったとか情けないとか…その割に上機嫌になると可愛いとか何だとか…
80点以下だったらシャワー場で裸で立たされて叩かれたし。
姉は…優しいんだけど立ち回りが良くて要領もよかった」ずううん
それに比べて自分はと考えているのが見て取れますね…;