第46章 お泊り・5日目
シノン「あんたねえ…ふざけたこと言ってんじゃないわよ!」ぐいっ
ケイト「い?;(何で胸ぐら掴んで?;」
シノン「私の気持ち…あんたにわかる?
誰も助けてくれなかった、誰も受け入れてくれなかった。
そんな中でできた友達は…殺そうとしてきた。
人間というものを疑ったわ。夢だとも思いたかった。逃げたかった。
でも、あんたが身を張って助けてくれた。その上、悩みを共有してくれた。
同じ悩みを抱えてて、それなりに答えを出して…その分まで強く生きろって…
ありのままの自分でいろって…無理するなって言ったくせにっ!!
そのあんたが、無理して誤魔化してるってこと!?
ふざけんじゃないわよ!!」涙&どんっ(突き飛ばす)
ケイト「ちょっ。落ち着
シノン「落ち着けるわけないでしょ!!
平気でいられるわけないじゃない……私にとって…大切な人なのにっ;
私にとっては…そこまで歩み寄ってくれる人は初めてだったのよ!!
同じことで悩んでて、それでもそれごと生きる姿勢見せつけられて…憧れて…(涙)
話を最後まで聴いて、変な助言残して。無理しないように言ってくれてっ…(涙震)
余計なお世話で、逆に目の前が真っ暗になったかのように感じて…
それでも…あんたが…前に進ませてくれたんじゃないっ…(拳握&震)
嫌われてもいいからって、わざわざ会わせて、生きていいんだって教えてくれたのは、他でもないあんたじゃないのっ!!!
なのに…そんな…ふざけたこと、言わないでよ…っ」涙震&ぎゅっ
涙を流しながらケイトの胸に顔をうずめ、縋るように呟いた。
シノン「お願いだから…嘘でも、死にたいだなんて言わないでっ」
震えるか細い声に…気付けば周囲は涙を流すばかりでした。
ケイト「シn
シノン「馬鹿!!!」ばきぃっ!!
ケイト「ごふっ」ばたっ
シノン「馬鹿…どんなに辛くたって、それを聞くって言ってくれたくせに。
その時はいつでも聴くって言っといて、何で人には言わないのよっ?…(震)
ぐすっ…待ってた私が、馬鹿みたいじゃないっ;」ぷるぷる
その嗚咽と共に出された声に、私達は揃って思わず頷いていました。
私達もケイトに救われた同士ですし、同じことを想っていましたから…