第45章 お泊り・4日目
クレハ「左の方はここから裏門に繋がっています」
シノン「スノーエスカレーター?」
クレハ「ええ。それでゴミを集めて裏門から外へ出します」
シリカ「外にゴミがないのはそれでだったんですね」
アスナ「埃一つ落ちてなかったわ」汗&思案顔
何故顎に手を当てて悩むような顔を?;
キリト「螺旋階段になってたのは円状の井戸に見せかける為と、向きを変えるのもあってのことだったのか…」
ケイト「今お爺様に聞いてみたよ。
明るいのは池の中に入った光を利用してるみたい。それを反射して地下の治療院に送り込むようにしてるんだって」←電話してた
『おおー』
ケイト「ちなみに言うとね、外が明るくないとこっちも明るくないからその時は明かりを使わないといけないんだって。
その明かりは光を溜め込んでおける蓄光石で、常にその光を当てているから長持ちするみたい。
火は本があるから「火気厳禁!」らしいよ」
キリト「でも終戦後にはここのことは知らせてるんだよな?
1500年前からの構造物って話みたいだけど…」
ケイト「…………」ちらっ←知らないのでクレハを見る
クレハ「…ええ。そうですね。
確かにこれが建てられてから1500年経っています。西暦520年から建て始め、525年に完成しました。
ですがそれは、平成の世になって28年ほど経ってからお知らせました。
その当時、「今作りました」と」
『ええ!!??;』
クレハ「あの昭和当時は、過去の遺物が珍しく集めようとするコレクターや盗もうとする輩までおり、隙あらば貪ろうとする有様なので…
役人の中でも全てがいい人だという確証はないでしょう?
実際、目を光らせていなければ盗まれていたということも当時ありましたし」腕組&溜息
テロップ『クレハは深々と溜息をついた。ほとほと呆れ果てている』
その当時、1500年経ってもなお保存されているそれだとわかればどうなるか…
それは想像するに難くないもので、はっきり言って嫌な結果しか招かないことは確実です。
その為、ご先祖様から代々守り続けてきたそれを敢えて今作ったものだと述べました。