第45章 お泊り・4日目
クレハ「お母様の葬式の時でも隙あらば盗もうとする輩が後を絶ちませんでした;
使用人方には大変世話をかけてしまって心苦しかったです;(はああ)
まあ、地下の治療院に関してはばれなかったのがせめてもの救いでしたが」遠い目
ケイト「人間に失望するには十分な理由だよね」
アスナ「うん…確かに面倒だよね;」
キリト「観光目的でたかられるのもな;」
シリカ「だから公にしてないんですね;」
シノン「寧ろTV局が殺到しそうよね;」
スグ「はっ!)口封じに殺されたりは」青ざめ震え
クレハ「しません。余程信頼した方でなければ通しませんし」
リズ「なるほど。知らせる前から選別してるのね」
クレハ「当然です。
信頼できない人になど通すものですか。
第一、使用人だって清掃員の方しか入れてませんし、清掃員には信頼できる人にしかしないんですからね?ここの管理自体、清掃員にお任せしていますし…
?どうしました?顔を赤らめて」
キリト「いや…その//」もじもじ
アスナ「うん//」もじもじ
ケイト「嬉しいんだよ^^//」ごにょごにょ
クレハ「そ、そうですか…//
とりあえず!今は案内に集中しますからね!?//」
『はいどうぞ!!//』
テロップ『誰もが照れ臭い空気に耐えられなかった』
クレハ「左、左上、真ん中、右上、右と別れていますが
左は先程言ったように裏門に、左上は洋風屋敷に、真ん中はヘリポートの地下に、右上は和風屋敷に、右は正門に繋がっています」
『全部直通!?』
クレハ「え、ええ…どうかしました?」
キリト「いや…そんなに脱出経路があるとは…;」
アスナ「でも強襲を受けたら大事になるわよね;」再び思案顔
ケイト「うん。最初に家を建てたのは1510年前で、見つからないように巧妙に隠してたらしいから。塀を岩に見せかけて中を見えないようにしてね。
それから地下暮らしをする為に治療院が建てられたんだ。夏はひんやり冬はあったかいから」
クレハ「自給自足で生活してましたし」
ケイト「盗賊に襲われた時なんて大変だったらしいよ?
悪さを続けようとする人を徹底的に叩きのめして正して、理由は困窮してたからで共に暮らす使用人にしたとか」
『あー』