第45章 お泊り・4日目
ケイト「ちなみにだけど言っとくね。台所に床下収納があったでしょ?」
シノン「ええ。そういえばあったわね」
ケイト「あれ、治療院へのダストシュート」
『ええ!?;』
クレハ「外見は似せていますし、非常時の食料も入れていますよ?
普段は隠されているのですが、死角となる壁の凹みの中にある小さなボタンを押すと出てきます。ちなみにこれは時間的に現われてから30秒経てば自動で閉まります。
奥の壁面が下へ下がってダストシュートが現われ、普段はゴミを集める名目で設置しています。
人ひとり滑れる設計となっていて、滑り台のように治療院へ直通で降りていけるのです。非常時用の避難経路でもあります。
先日はお爺様がそれを使って治療院へ逃げてましたものね。
その結果、間接的にミーが溺れかけて」溜息←1374ページ参照
ケイト「そうそう;12月14日だっけ?」
シノン「へえ。私のアパートに来る前にそんなことがあったのね」
シリカ「でも滑り台の方をしてみたかったような//」ドキドキ
スグ「わかる!確かに楽しそう^^//」
リズ「次来る時はやってみたいわね」にや&キラン
キリト「避難用経路で遊ぶなよ;」苦笑
アスナ「でも気持ちはわかるかも^^;」
そうして私達はようやく治療院の扉に手をかけ、共にくぐりました。
最初に見えるのは、初代飛龍家当主の像と共にそれを囲うように設置された本棚と本の山。
アスナ「凄い!」
シリカ「あったかくて眩しいですね」キラキラ
スグ「なんだか…神秘的」ぽー
リズ「この光は一体どうなってんのよ!;」
シノン「太陽の光が丸々来てない?」
キリト「どういう仕組みなんだ?」
ケイト「私にもさっぱり」
クレハ「夜は夜で幻想的ですよ?月明りが綺麗で。
仕組みについては門外不出の技術を使っているそうです。私も詳しくは知りません」
像を左に曲がって、先に上へ上がる経路の説明をすることにしました。