第45章 お泊り・4日目
そう目を向けながら思う私の心を知ってか知らずか
ケイトは嬉しさのあまり2人に抱き付いてしがみ付き、咽び泣きじゃくり続けるばかりで一向に涙と叫びは収まる気配がありませんでした。
ユウキ「…」ちらっ←助けてという意
クレハ「^^」くすっ←わかりましたという意
テロップ『2人はテレパスを使った!』←違う
そんなにも泣きじゃくる理由…私はよくわかりますよ、ケイト(くす)←1333ページ参照、2025年11月10日時点のこと
クレハ「ケイト、夜も遅いので」
ケイト「うっ;;よかった;;よかったああああ;;
それが一番のクリスマスプレゼントだあああ;;」
ラン「ありがとうございます」微笑
ユウキ「気持ちは嬉しいんだけど、あんまり長いと明日のリハビリに響くからね^^;
また会った時にでもお話ししよ♪バトりながら!」キラーン&構え
ケイト「うん!;いっぱいバトる!;」ぐすっ
ラン「でも次に会えるのは1月8日頃じゃなかった?」
ユウキ「あー;そういえばそうだった;」
クレハ「定期健診ですか?」
ユウキ「う~ん、それだけじゃなくってね…
僕、病棟を移ることになったんだ」
ケイト&クレハ『え?』
ユウキ「僕や姉ちゃんが今までいたのは終末期医療が行われてる病棟で、HIVウイルスが寛解した後でもまだ体力も筋力もついてないし。
だから滅菌環境から病院内の空気に徐々に慣らしつつリハビリしてたんだ。
念の為に薬の使用をやめてから一か月様子見して、それで寛解状態が続けばリハビリテーション病棟へ移って一週間ごとの検診に変えていくつもりみたい。
HIVウイルスが検出されない状態を寛解って言ってね?今の所僕はそれが半月続いてる状態なんだ」
ケイト「あ、だから約2週間後か」
ユウキ「うん。3年間寝たきりだったから、普通に動けるようになるまで4か月はかかるだろうって。
滅菌された病室でやってみたけど起き上がるのも無理で、頑張ってグッパーする練習してた。
筋肉をほぐしてもらったりもしててね」
クレハ「頑張って下さいね」
ケイト「ラン、ユウキ、頑張れ!これが終わったら自由だよ!」
ユウキ「あはは…
でもあんまり実感ないんだよねえ^^;」
クレハ「時間が長くかかりましたものね」頷
そうしてランとユウキをケイトと共に労い、お開きしました。