第7章 涙と決意
~おまけ・続~
ついでに言うと、実戦を通して学び取る理由に関しては
「自分で最善となるものを瞬時に考えると同時に行動できる」という技能を身に付けさせるためだったらしい。
何も言わなければ伝わらないというけれど…;
全員、食事の時にある程度アドバイスはもらっていたらしい。
・エンブレム
白の鳳凰のエンブレムは、青空の中に白い鳳凰が羽ばたいているイメージになっている。
というのも…
傷付ける&殺す以外の「己のしたいこと」をし、本当の意味で己として生き、自由に羽ばたく所をイメージしたみたい。
『青空の下、己として真っ直ぐに生き、全員生きて現実へ帰ること』を信条としている。
現実世界へ蘇る不死鳥、すなわち『鳳凰』といった順に連想したと教えられた。
アスナ(でも、昔の時に言っていた二つ名をそのまま利用しただけよね?;)
(56ページ参照)
そう思ったことは、胸の内に閉まっておくことにした。
・退団
私が退団しようとした時、団長は言ってくれた。
あの言葉(150ページ参照)の前に言われた言葉を、ここに記します。
退団する意と理由を話した時、こう言われた。
ヒースクリフ「構わないよ。
入団の誘いをした時、君が彼女の傍に居たいことは解っていた。
はっきり言うと、そこをあえて言わずにとどめていたのは「私のわがまま」でしかなかった」
アスナ「え?」
ヒースクリフ「退団する君に、最後に何か言うとしたら…
そうだな、「自由に、己として生きて欲しい。」
なぁに、白の鳳凰のメンバーは誰もが生き生きとしている。
自分らしくいられる、最適な場所だ。
私も入りたくなるぐらいにね…」
寂しそうな眼で言う団長に、私は…
一緒に入れたらと、一瞬思った。
アスナ「なら、せめて連盟ギルドとして一緒にやっていけたら」
ヒースクリフ「ああ。そのつもりだ。
君の抜け穴に関しては、白の鳳凰団長から直々に
「同盟を結び、力になりたい」と言ってきてくれている。
心配しなくても大丈夫だ」微笑
それから…
私は血盟騎士団から退団して別れた。
攻略の時にはどちらにしろ会うから
また話したくなった時、少しだけ雑談をしに行こうと思った。