第43章 お泊り・2日目
サチ「くす…懐かしいよね^^」
キリト「あ、ああ…ウンディーネにしたんだな」
サチ「うん。
私…あの当時、生き残る自信がなかった。
どこかに逃げたいって、そればかり考えてた。
でも…あの人が私達を助けてから、大きく変わったの。
仲介人職を希望して、外れたけれど契約はできた。
戦闘においては盾に専念して素材を集めて…
あの頃は、私にもできることがあったんだって…嬉しかった//」
キリト「ああ…ケイトが助言してくれたんだよな(微笑)
βテスターの俺でもびっくりな方法だったよ。
目から鱗、寝耳に水だ^^」くっくっ
サチ「うん!^^
前衛での槍が苦手だった。でもバランスの為に私がするしかなくって…
攻撃する時、うまくできなかった。専念できなかった。
敵と直面した時、死に直面したように感じて…うまく動けなかったの。
それをあの人は見てくれた。見抜いてくれた。
「攻撃に集中できないなら、盾使いをしてみれば?」って…
ケイタはそれはヘイトが攻撃してる人に集まりやすいからって言ってたけど、「その間に入り込むようにすれば問題ない」って説き伏せてくれた。
盾使い専用のスキルで敵を弾き飛ばして、ヘイトを稼ぐ方法もその時に知った。
《前衛の盾使い》を一度でいい。試しにしてみたら?って…
防御だけに、仲間を護ることだけに専念すれば仲間はより攻撃に専念できる。
動きやすくなる分、横から攻撃された時でもすぐフォローに回れるだろうって…
お陰で、仲介人クエストでもうまく立ち回れた…
250レベルまで駆け上がれるなんて…攻略組の、後衛の一角を任されるなんて…夢みたいだった//」微笑
キリト「そうだな…
今から思えば、夢みたいな時間だったな(微笑&頷)
(あの頃はって言ってた。でも…今はどうなんだろう?」
サチ「うん!^^//」頷
こちらは騒がしいという時に、昔話で大分と弾んでいますね。