第43章 お泊り・2日目
『リンクスタート!』←揃ってALOに入った
ミー「み」もぞもぞ
かぽっ←アミュスフィアを完全に被った
ミー「みー」つんつん、ぺろぺろ
ケイトの左手の指を鼻で軽くつんつんとつついてから、続けて舐めた後に反応がないことを確認後、ミーは叫びました。
ミー「みぃゅぅみゃあう!」
その瞬間、VRMMO初のペットのログインがなされました。
ウンディーネ領
キリト「うわっ。もう雪が積もってるな」
アスナ「うん。今日は平成の日で休みだから今日限定の新しいイベントがあるみたいだよ^^」
シノン「へえ。それは楽しみね」微笑
リズ「って待った!
ミーがログインしてきたとして、それは一体なんて認識なの?」
ケイト「ん?そりゃあ…そりゃ……なんだっけ?」首傾
『ずこぉっ!』
クレハ「プレイヤーというより、一人の使い魔でしょう。
テイムモンスターと同じ括りになります。
11月のアップデートで使役最大数が2匹に増えたでしょう?」
『あー』納得
ひゅううん
ミー「み」
ぴょんぴょん、したっ!(ケイトの左肩に着地、頬に擦り寄りながらのど鳴らし)
キリト「…なんか、随分と手馴れてるな」
ケイト「皆がいない時にこっそり慣らしたからね^^♪」
シノン「スキルキャンセル、早いとこ会得したいわね」ぼそ
ケイト「ああ。コツさえ掴めばすぐできるよ。
スキルってのは攻撃軌道を補正する「システムアシスト」があって、通常攻撃を遙かに凌駕する破壊力と攻撃速度を得てるんだ。
その代わり、所定の硬直時間と使用間隔が存在する。
システムアシストに合わせて「自発的に体を動かすこと」でそのスキルの威力と攻撃速度を増幅できる。
けれど逆にアシストを妨げるような動きをすると、モーションが中断されて発動後の硬直へすぐ移行してしまう。
それを利用して、放った直後に軌道を逸らさせて強制的に終了状態にさせる。
これがスキルキャンセルだ。
でも、特定のソードスキルからスキルコンボを繋げることも可能だから、出鼻をくじくのが一番だと言える」
シノン「なるほど。理屈はわかったけど相手以上の速度がないとできないのね」