第7章 涙と決意
キリト「仮入団して、鍛えてもらってもいいか?」
アスナ「あ、私も!」
キリト「?お前はもう血盟騎士団だろ?」
アスナ「…でも」
ケイト「いいよ。
ヒースクリフには私から言っとくよ。
副団長を鍛えるって名目なら別にいいだろ」
そう言ってメニューを出すケイトちゃんに
私は、その裾を掴んで止めた。
アスナ「あの…待って」
ケイト「ん?」
アスナ「……
正式に、入りたいの。
あなたと、一緒に居たい」
ケイト「!……
その決意表明に関しては、お前がヒースクリフに言ってくれ。
それでも無理だって言うんなら、力づくでお前を奪う」
アスナ「ぱあ)…ホント?」
ケイト「ああ。
他でもないお前が「入りたい」って言ってくれてるんだ。
私は、お前の意思を尊重するよ^^」
アスナ「!……ありがとう^^//」
ケイト「気にすんな」微笑&なでなで
その言葉に自然と涙が浮かぶ中、私は笑って礼を言った。
すると、ケイトちゃんは満面の笑みを浮かべながら、そっと頭を撫でてくれた。
その温かさに…とても安心した。
その後…私はヒースクリフ団長に説明した。
「あの当時、勝手に拗ねてケイトちゃんに対して突っぱねてしまったこと。本当は行きたかったこと。
そして行くに行けないまま、ここまで来てしまったこと」
それらの経緯を説明して、血盟騎士団を離脱することにした。
ヒースクリフ「帰りたくなったら、いつでも来たまえ」微笑
『今生の別れではない』と言うように、団長は笑って了承してくれた。
それから本部で入る手続きをすることになった。
「また簡単に入れて…得体のしれない奴を;」
「何かあったらどうするんだ」
こおおおおお(ケイトの左足光る、《跳躍》発動)
ケイト「うる・さい!」げしっ!!
『ぎゃあああああ!;』
どごごすっ!!(壁に激突)
ケイト「私の親友だ。文句言う奴から順に壁へめり込ませる」黒怒
『すっすみませんでしたああああ!!;』土下座&がくぶる
ケイト「あ…
もしも一人でも欠ければ、100億倍修業つけるから。
そこんとこ、わかってるよね?^^」黒にっこり
『ひいいいいいいいいいいいいいい』恐怖&真っ青
ちなみに言うと…
《跳躍》と《武器返し》の練習台として、凄まじい修業をしていたらしい。