第2章 デスゲーム
駆けだす前、手鏡がストレージにあって開くと
現実の世界での自分に変わった。
鍛え込んだ、筋肉質な元の姿に…
女だってことは伝えてないけど、少し心配だったからメッセージだけ送った。
「キリト、無事か?私は元気だ」
キリトに送ってから、クラインにも同じ内容の文を送った。
すると、二人は大丈夫とのことで安心した。
それから私は…
レベル上げをしつつ、材料をもとに料理をして空腹感満たしに明け暮れていた。
その間、他の人達はこの料理に満足していなかった。
味が悪い。食べても、腹は満たされても嬉しくなかった。
街を出てから宿で倒れて寝た6レベルの時で、スキルスロット数を確認してみると3つになってた。
短剣の他に「戦闘時回復(バトルヒーリング)」を取ってた方がいいとの助言から取り、限界重量拡張も取った。
それからは空腹感は肉を焼いて食うだけで我慢して、ひたすらに狩り続けた。
群れボスも全て、ソロで全て狩った。
当たらなければ意味がない、なおかつその相手の動きをも利用すれば問題ない。
全身の動き方を制するってのは、動きも力も全て統合化。
動く時は力を抜いて素早く、当たった瞬間に全身の力を伝えるように振り抜く。
そうしていく内に…
12レベルの時スキルスロット数が4つに、20レベルの時スキルスロット数が5つになった。
そうして、マッピングのやり方をメッセージでキリトに聞いてから
デスゲームの宣告が始まってから15日目…
徹夜で迷宮に潜り続けてからちょうど2週間が経つ頃には、レベル28になっていた。
それまでに狩ったモンスターの総数は650匹、ドロップ無しが110匹だった。