第43章 お泊り・2日目
ケイト「大好きだからって。そう言ってる」微笑
クレハ「!//」
ケイト「生まれてから乳を飲んで母猫から舐め回されて…
それから離れてすぐ母親が死んで、兄弟達と引き離された。
だから余計…私に暖められたことや、クレハがたくさん動いてくれたこと。
専属獣医なんてつけたり、環境の整備だってしてくれた。
そういう細かいのまで、ミーはちゃんと見てるよ。
自分の臭いのついたものは必ずあるようにしてくれてるって。
だから…大好きなんだって。私と同じぐらい、心から愛してるって言ってるよ(微笑)
第一、そうでなきゃあの前後が階段の渡り廊下を走ってこれないでしょ?^^
ただでさえ、冷たい床は苦手なのにさ」微笑
ミー「ごろごろごろごろ^^//」すりすり
尻尾をぴんと立てて頭を私の足へ擦り付けながら寄り添うミーに、私は涙がふいに溢れてきました。
見ていてくれた。
それだけでなく…そういった気遣いまで、気付いていた。
叱る声が厳しくなっていることが、少しだけ気になっていた。
怯えさせただろうか、怖い思いをさせてしまっただろうかと…
ミーの為とはいえ、びくつく二人を見て余計に思った。
それでもミーは…それごと大好きだと言ってくれた。
私にとって、それは僥倖でした。
クレハ「ありがとうございます(微笑&なで)
私も、あなたのことを愛していますよ。
私とケイトにとって、最初の子供なのですから//」
ミー「みー」ごろごろ
クレハ「だからこそ、つい厳しく言ってしまうんです。
気付けばケイトが飴、私が鞭のような役割分担になってしまってて…
でもそのお陰で、あなたは幸せだったのですか?」
ミー「み!^^♪」すりすり(手にすり寄る)
クレハ「そうですか…(微笑)
それを聞いて、とても安心しました。
これからもよろしくお願いしますね、ミー^^//」
ミー「みーー!」ぺろぺろぺろぺろ
上機嫌に私の指を舐め始めました。
ミーにとっては毛繕いらしく、信頼の証とのことだそうです。
顔にも舐められた時は驚きましたが、嬉しくもありました…//