第43章 お泊り・2日目
ケイト「もっともっと色んなことができるようになりたい?」
ミー「…」じー
ケイト「…そっか…
「もっといっぱいできるようになって、もっといっぱい褒めて欲しい」だって」
クレハ「決まりですね」キラン
ケイト「しんどくなったらすぐに言っていいんだよ?」
クレハ「適度に休憩を挟みつつ鍛練を1週間ごとに少しずつ強めていきましょう。
猫はストレスに弱いものですから、急激な環境の変化は危険です。
でもやはり休憩もまた必要なので、自分からやりたいと言い出すまではしないという日も1週間に2日は入れるべきですね」
ケイト「そうだね。
ミー、お手乗り!」さっ←左掌を上に向けて中空に差し出す
ミー「み!」
即座に返事しながらケイトの足を駆け上って半纏を伝って、ケイトの左掌の上に乗ってお座りをしました。
ケイト「よしよし偉い子ー!^^♪」なでなでなでなで
ミー「みー^^♪」ごろごろごろごろ
シノン「随分と凄いのね…」
シリカ「霊感できちんと会話できるっていうことが強みになってるんでしょうか」
リズ「意思疎通は大事よねえ」
スグ「本当に…」
キリト「命を助けられたって解っているんだろうな。
だから、ケイトが嬉しそうに喜んだ声で褒めまくるから…
とても嬉しいんだろう」
アスナ「うん…信頼関係がないとできないよね、きっと」微笑
各々の感想が耳に入る中、私はふと思いました。
私は、それほど力にはなれてないようにさえ感じる。
私の言うことも聴いてくれているけれど、私のこともまた…聴いてくれているのは何故でしょう。
その疑念をぶつけてみると、答えはすぐ返ってきました。