第42章 お泊り・1日目
ケイト「…」
クレハ「そんな当たり方だけは…
そんな、自分への当たり方だけは、絶対にやってはダメっ;
私が…絶対、赦さないっ;;」ぼろぼろ
涙が止まらない。
愛しいからこそ、止められない。
どれほどの枷に縛られていようと、私ではほどくのに限界がある。
あなたが内から壊そうとしない限り、完全には解放されない。
だから…変わって欲しいと願った。
だから……あなたに、踏み出す勇気を求めた。
クレハ「ケイト…お願いですッ…;
私を助けてっ;;
あなたに縋りつく枷と戦って;
父親に与えられ続けてきた日常なんかに、負けないでッ;;」
ケイト「っ…(ぼろぼろ)
わかった…わかったよ、クレハ。
苦しませてごめん。長いこと、気付かなくって…ごめん。
ごめんねっ;」ぎゅううっ
クレハ「謝るよりも、やることがあるでしょう?」
ケイト「うん;(頷)
自分の身体、ごめんなさい。これからは、ちゃんと大事にするよ。
クレハにするみたいに、ちゃんと…
そしてクレハ…ありがとう。
ずっと気付かなかった。気付けなかった。
勇気を持って、叫んでくれて…本当にありがとう(微笑&涙)
これ以上哀しませたくないから、頑張るよ。
だからね…私からのお願い、聞いて?」
クレハ「ええっ…聞きますとも」
ケイト「私のストレス発散法、一緒に考えて?
そしたら、きっとそれが苦しみを弾き飛ばせる武器になるから。
殴って安心するような防具、絶対使わないから。
私の心の安定を、苦しみを防ぐ防具なんて…二度と使わないって…約束するからっ」
クレハ「ええ…考えます」ぎゅうっ
ケイト「クレハ…私なんかn
クレハ「なんかではありません!!」
ケイト「くす)うん…^^(頷)
クレハ、私に惚れてくれてありがとう。
立ち向かってくれてありがとう。
大好きだよ。もっともっと大好きだよ(ぎゅううっ)
私の中の世界はとっても狭くて、まだまだきっと至らない部分が多いと思う。
また、苦しませちゃうと思う。
でも、クレハの為に戦うから。そんな自分に呑まれないよう頑張るから。
こんな私でも…愛してくれますか?」涙
その問いに、私は答えた。
「当たり前だ」と…