第42章 お泊り・1日目
クレハ「いい…ですかっ?ひっく
あなたが、たとえ苦しむことに慣れてたとしても
それが最初の、友達のことで苦しんだとしても…
その苦しみが、最初だったからこそ、苦しいのだとしても…
そういうことは…やっちゃダメなんです。やらないで欲しいんですっ;;ぐすっ
いいですか?あなたが、大事なんですっ。大好きなんです。だから…だから……わだしはっ;;」
ケイト「ごめん…わかった、わかったから;(じわっ)
泣くのやめてよ。私が悪かったよ;」だきっ&涙目
クレハ「今のあなたに抱き締められたくありません!」バシッ!
ケイト「クレハ…;」
クレハ「私は!!
前の時にも言ったでしょう?なのに何で繰り返すんですかっ!;
愛しているのにっ!;こんなに愛しているのにっ;;
人生の中で一番愛しいとさえ想っているのにっ;何で通じてくれないんですかっ!!;」
ケイト「ごめん…ごめんっ!」ぎゅうっ!
クレハ「あなたなんか大っ嫌いです!!」どすっ!
無理やり抱き締めてきたケイトに対し、その胸を叩きました。
クレハ「あなたを殴って平気でいられるあなたなんか、大っ嫌い!!」どすっ!
ケイト「!」
クレハ「ぷるぷる)でも…それでもっ…どうしようもなく好きなんです。
愛しいから、余計に苦しいんです。あなたが苦しむことが、とても苦しいんです!(ぽろぽろ)
苦しんでるのに、それにさえも気付けないあなたが…そんなあなたを見るのが嫌なんですっ;;
霊感があるくせに、何でそういう所は感じてくれないんですかっ!!;
私は…あなたをっ…そんなっ、そんな状態のまま…見過ごすことなんて、できるわけないじゃないですかっ!!;;」
ケイト「クレハ…ごめ
クレハ「謝らないで下さい!!
謝るよりも…変わって下さい。勇気を出して!
大変だと思います。慣れるまで苦労するでしょう。
それでも…お願いだから…
お願いだから!…私のケイトを、傷付けないでッ;;」ぎゅっ
肩を震わせながら、泣き叫びながら、胸に縋りながら必死に訴えかけた。
その前提条件を取り払う為に、古傷によってケイトに縛り付けられた枷を外したかったから…
あなたという道を、人を想っているからといって自分で閉ざしてなんて欲しくないから――