第42章 お泊り・1日目
ケイト「えっと…でも…」
クレハ「でもじゃないでしょう!!
あなたの選択肢は二つ!!
私を取るか!あなたを取るか!それだけです!!」
ケイト「そりゃクレハを取るに決まっt
クレハ「ちゃんと頭で考えていますか!!?」
ケイト「え?;」
クレハ「ちゃんと…自分で、考えていますか?
納得して、いますか?
行動を変えなければいけない。
その理由は、意図は、気持ちは…理解できていますかっ?」涙
声が詰まりながらも、私はそれでも尋ねた。
折り合いをつけられないことは、これから先もある。
妊娠中になどなってしまえば、それこそ子供毎自分を殺しかねない。
納得していなければ、将来の道がどれほど拡がっていたとしても、そういった無限の可能性でさえも0へと閉ざされてしまう。
私には、容易に想像できた。
手加減はきちんと身についている。無意識の内に怪我をさせないほどにまで。
それでも…食べることを受け付けなくなることはあった。
SAOでもあったように…そのまま、過労のままひた走っていたように(822,823ページ参照)。
だから…『自分などどうなってもいい』という前提を取り払いたかった。
だって……
クレハ「私は…また……
あんな無気力になって何も受け付けなくなるケイトを、見たくないっ」ぼろぼろ
ケイト「…い」
クレハ「え?」
ケイト「わかんない!!
わかるもんか!
第一わかるんだったら最初からしてない!!」
クレハ「分からず屋!!」
ケイト「分からず屋だよ!;説明してくんなきゃわかんないよ!
ちゃんと口にして伝えてよ!何がダメなのか言ってよ!
考えても限界はあるんだ!見え方だって違うんだ!
自分の中で出る答えと、クレハの中で出る答えが全部同じなわけじゃないんだよ!
経験だって違うんだから!!」
クレハ「じゃあ想定してみて下さい!
私は無気力です。寝ず飲まず食わず、全てに怯えて苦しんでます。
苦しめば自分を殴って安心します。ストレス発散はひたすら自分を殴り続けることです。
そんな人を見て安心できますか!!?最愛の人がそんな状況に居て平気でいられますか!?」
ケイト「できません!!」
クレハ「わかっているじゃないですか!!;」
ケイト「今わかったの…;ごめんなさい;」ぺこり