第42章 お泊り・1日目
ケイト「だってさ…お陰で私、クレハと会えたんだ。理解者になってくれた。愛してくれた。
私ね…すっごく嬉しかった!^^//
初めてだったから、余計にすっごく嬉しかったんだ//
その日から幸せでたまんなくって、一日一日が薔薇色に変わったように感じるぐらいにね。
大袈裟だって言われるかもしれないけど、それぐらいがちょうどいいんだ。
だって…自分にとっては、なくて当たり前だったんだから!^^
だから…私はここまで、ちゃんと面と向かって言えるようになったんだ。
勇気を出して。受け入れる人ではないかもしれない。でも私達は違うよって…クレハ達が教えてくれたから。言ってくれたから。
だから大切にしたくって、失いたくなくって…ぶちぎれてあんな風に叫んじゃった^^;
…脳震盪させて、怒りのままに一方的に叫んで、ごめんなさい」ぺこり
「…」
ケイト「あの当時、「悪い」って言ってくれる人がいればよかったのにね^^;
話し合って止めれていれば、お互い傷付かないで済んだ。
でもあなたの場合は悪いって解っててやめなかったんだから仕方ないよね。
いじめの行為を黙って見てるだけで止めない、何も感じなくて何もしないって行動でもオレンジにはなるらしい。
レッドのように会社まで申告しなくていいみたいだけどね。
でも…それで咎められた時は「若い頃は視野が狭まってて否定する人もいなかったからって環境に甘えてやんちゃしてました。今はちゃんと自分のしたことの意味を理解しています。もう二度と繰り返しません。本質を行動だけで決めつけたりはしません」って言えばいい。
自分の行動で、姿勢で誠意を示せばいいと思うよ。
いい行為してたら、きっと誰かが見てくれている。話しかけてくれる人はそりゃ少なかったけどね^^;
でも…あなたには、友達がいるでしょう?
家族がいるかはわからないけど、小学校の時にもいてつるんで一緒になっていじめてたじゃん。
そういう人達と、今でも懇意なんでしょ?」
「違う…」
ケイト「え?」
「そんなにじゃない…あいつらは、殺すのに反対してた」
ケイト「…そっか。
あのね…長くなるかもだけど、私の考え聴いてくれる?」
「…?」
顔を向けたのを確認してから、私ははっきりと言った。
前から言いたかった、いじめっ子に伝えたかった言葉を。