第42章 お泊り・1日目
ケイト…理解者がこんなに増えて、本当によかった(涙目)
私は、シノンの言葉を聞きながら…そう思うばかりでした。
ケイトの為に怒りながらそう貶した人に意見してくれる人がいること。
それこそが、最大の喜びでした。
シノン「あんた、それ以上の悪いこと平然と続けて何とも思わない人なんでしょ?
あいつは無駄に人の気持ちを考える奴だから。おまけに考え過ぎて自分が歪むこと択ぶ馬鹿だから。
天然のお人好しで人さえ無事だったら自分の不幸や痛みさえどうでもいいって笑ってられる大馬鹿よ。
あいつがあんなに叫んだのだって、その当時に抱え込んでたそれが爆発したからこそよ。
脳震盪程度で済んでよかったじゃない。殺されても文句の言えないことを、あんたらはずっとやってきたんだから。
人の人生を一方的に歪ませて、そんな中でもなお青春をあんたらは自由~に謳歌して?日常を送ってきたんだから。
それでケイトが有名になったからいじめてたあんたらが不幸?ちゃんちゃらおかしいわよ。
あんたらがケイトに与えた不幸や障害、後遺症なんかと比べたら
あんたらの負った不幸なんて屁でも何でもないわ。
自業自得、あんたらの行動のツケが回ってきたんだと思いなさい。いい気味よ」ふんっ
キリト「なんか…言いたかったこと全部言われたな;」
アスナ「そうね…;」
一言で答えながらケイトが私の胸にさらに顔を埋める中、隣では別のやり取りがされていました。
震えは収まり、少しは落ち着いたようで何よりです//(ほっ)
念の為に後ろ手に縛っておきましょう。鎖なら一応ありますし←鎖鎌の扱いになれるため分銅を投げる練習として使われているもの
キリト「所でこいつどうする?脳震盪で動けないみたいだけど」
シノン「こんな奴等が跋扈してるんじゃ堪ったもんじゃないわよ」
リズベット「いっそバカがバカを生む前に食い止める目的で潰しちゃう?股間の」
キリト「!!!!?・・;
…い?;」黒&真っ青&がたがた
突如として紡がれた言葉は、男性にとっては中々に残酷なものだったようです。