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白い流星【ソードアート・オンライン】

第42章 お泊り・1日目





凄まじい勢いでまくしたてられたのは、それまでに抱え込んでいた傷・痛み・苦しみでした。



ケイト「んなもんろくに伝えようともしねえでなんだかんだ言って決めつけて傷付けてきやがる!!ろくに人の話も聞きもしねえ!!へらへら笑って暴言吐いて傷付くのを見て楽しんでやがる!!
一人苦しみ誰もいない苦しみをてめえは知ってるか!!?誰も彼もが好き勝手に貶して貶めてへらへら笑われる環境に陥ったことはあるか!!?父親にそうされ続ける環境の上にそれをされたことがあんのか!!!!??

こっちはずっとされ続けてきたぞ!!!
何年でもされ続けてきたぞ!!!!てめえの言うお仲間とやらで一生懸命私と接したこともない奴等にそういった主観押し付けて塗り付けて、関わるな、気を付けろ、悪い奴だのなんだのと語り続ける!!!
で、幸せになった途端にそうやって首突っ込んで邪魔しやがって何様のつもりだ!!!!!??


てめえの不幸が何だ?

24年間一人きりで生まれる瞬間からの不幸を背負い絶望の中でも耐えてそれでも生き続けたこともないクズが、目先のそれにとらわれて人を殺してなかったことにしようとするクズの、何が不幸だ!!!?


理不尽な暴力を暴言を日常と思い込まねば死んでいた環境に身をさらしたことはあるか!!?死のうと思ってもなお食べねばなおさらに暴力を振るわれたことはあるか!!?何でもかんでも暴力で済まそうとされたことはあるか!!?
高圧的な言葉を重ねながら拳を振る真似をされたことはあるか!!?不機嫌になった瞬間にあたりのものをぶつけられたことはあるか!!?殴り飛ばされた先にガラスがあって頭から突っ込んでそのまま気絶したことはあるか!!!!??
何かしら理由を付けて鬱憤を晴らす為の所有物として扱われたことはあるか!!!?

そんな中でもてめえらは平然と人の苦しみを嘲笑ってつるんで青春を謳歌していただろうが!!?人を傷付けてそれを笑いものにして喜びに変えていただろうが!!!」


立て続けに叫び続ける中…その瞳の中は当時の恐怖や痛みが蘇ってか潤んでいました。

闇を映しながらも、それに染まらぬよう必死に抗う心が垣間見えました。


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