第7章 涙と決意
キリト「そんなに心配しなくても大丈夫だ。
それで嫌いになんか、なったりはしないから」微笑
アスナ「そうそう!^^
気楽に構えていればいいのよ。
第一、そんなに気にしてる人なんていないから。ね?」ちらっ
キリト「それは…俺にどう言えと?;」
アスナ「肯定しなさいよ。
ケイトちゃんが自責で潰れてもいいの?」こそこそ
キリト「それは嫌だけどさあ」
?何が言いたいのかしら?
キリト「そんなにガサツじゃないし」
アスナ「…何?
それは、私がガサツだって言いたいの?」じろっ
キリト「いや!;そういう意味じゃなくてだな」たじっ
何で後ろに下がるの?
腕組みをして睨むと、当のキリト君は冷や汗交じりに手を前に出して下がった。
ケイト「あっはっはっ^^」
アスナ「?(何がおかしかったのかしら?」
ケイト「あー…少し、気分が晴れた」
アスナ「…よかった」微笑
キリト「何かあったら、積極的にメッセ飛ばしてくれよ?
無理やりにでも切り上げて駆けつけるから」微笑
ケイト「うん!」微笑
そうして私達は予定通り、レジャーランドへと歩いて行った。
そしてレジャーランドに着いた時、私は一つのことに気付いた。
アスナ「それでレジャーランドだけど…
何でその隣の建物が、《白の鳳凰》の本部?」
キリト「ケイトが建てたんだよな?」
ケイト「うん。
試しに建物を作ろうとしていったら、自然とできた。
まさかギルドホームを建築できるなんて思わなかったけどね^^;」
ケイトちゃんの設立したギルドのエンブレム、
青空に白い鳳凰の旗が見えて、私は立ち止まった。
そういえばケイトちゃんの団服は、本当に機能的でカッコよくもあった。
(画像は作者プロフィールのホームページにあげています。
よければご覧ください)
アスナ「想像以上に凄いわね;」
キリト「1989人だもんな…;
今や絶大人気ギルドだ」
後で聞いた話だけれど、《建築》というスキルを取ったことで
派生スキルとして《増築》を手に入れたらしい。