第42章 お泊り・1日目
ケイト「あ。でも1平方mの場所に人が立つ場合、普通に立って3人、押し込んで10人だから…まあ別に平気か。
女性陣風呂に入りに行こー!ミーもおいで!雪を教えてくれたお礼!」
ミー「ミー!^^♪」たたたたたっ!!
どたどた
しーん
キリト「………俺は?;」
テロップ『キリトは放置された(唯一の男だから)』
アスナ「覗きに来ちゃダメだからね?」ひょこ
キリト「最初に言う言葉がそれか!?;
ま、まあ覗かないけど//(勿体ないけどな//」ぽつり
アスナ「ふぅーん」じとー
キリト「信じてないな!?;」
テロップ『アスナ以外の女性達は風呂へ辿り着いた!』
リズベット「何これ広っ!!」
シノン「確かに脱衣所の(入口から見て)突き当たりの壁際にタンスはあるけど…
何で左から順に、籠、洗剤置き場、洗濯機、乾燥機、タンスってなってるの」
ケイト「脱いだ後にすぐ洗える方がいいでしょ?
汚れついてたら手で軽く洗面台で洗ってすぐ洗濯機使う為なんだ。
おまけに洗面台には鏡だってあるわけだし、だから着替えもここですぐ済ませるよ。
ってクレハに教えてもらった」
『なるほど』
クレハ「脱いだ服や下着は籠に入れて下さいね?
洗面台の収納場所に化粧水と乳液もあるので、風呂上がりにでも使って下さい」
『ありがとうございます!』
ケイト「!!」ずさああああ!!!!!
シノン「…何であんたはそんなに凄い勢いで下がってるのよ;」
ケイト「顔付けるの怖い」がたがた
クレハ「顔にずっと付着したままなのが怖いと言いますか、嫌悪感を示すんです;
まあ…個人の好みやいじめられていた時の経験が故なんでしょうけども;」
ケイト「怖い。化粧の臭い怖い。近寄ってくる人怖い。話しかけてくる人いない。聞こうとする人いない。
友達と言ってくる人怖い。友達と言ったその日にお金だまし取ろうとしてくる3人の女子が怖い」がたがた
クレハ「大丈夫です。そんな人達はここにはいませんから」なでなで
脱いでいる途中で身体を抱えて震えるケイトに対し、私はそっと抱き締めてから背を撫でました。
徐々に震えは収まってきましたが…何故かケイトはいつも以上にそっと身を寄せるばかりでした。
それが家への侵入者が起因した行動だと解るのに…ことが起こるまでの間、すなわち1時間ほどかかりました。