第42章 お泊り・1日目
クライン「おまけに住む場所も1室だけ与えられてるし、4LDKの縦12m,横10mの120平方メートルだしよぉ。
寮みたいに自分の部屋の掃除は自己責任、寮の廊下とかの掃除や俺達使用人の衣服の洗濯は1日2人ずつの当番制だけども、仕事よりは楽だぜ?
仕事となるとやっぱ馬鹿広いから大変なんだよなあ;
爺さんや屋敷に住み込みしてる使用人の洗濯とか掃除は基本メイド達がしてくれるんだけど、やっぱそのゴミの後始末が俺達清掃員に回ってくるんだよな。
あと地下の清掃や使ってなかった和風屋敷の清掃が俺等の領分でよ。
でも7月22日以降にケイトとクレハが2人暮らしし始めてから和風屋敷の手間が減って助かったぜ」にこにこ
『なんか自慢みたいに聞こえる…;』
クライン「こう見えても大変なんだぜ?雪の日は雪かきして集めなきゃだし。
屋敷が馬鹿広いから走り回らなきゃだし、先輩に追いまくられることだってあるし、メイド長からのお言葉は意外ときついし」
クレハ「なら辞めますか?」
クライン「いやいやいやいや!!死んでもやめねえ。ここでずっと働いて生きてく!」
キリト「所で…クラインはここの長所は何だと思う?」
クライン「ん?そりゃ決まってるじゃねえか。
美人が多い」
『……』
その瞬間、周囲は固まりました。
ケイト「………クレハ、今からでも遅くない。辞めさせよう」
クライン「って何でだよ!!;」
クレハ「ええ。そうですね」じと目
クライン「ええ!!!?;」
ケイト「まあ…冗談ってことで」
『うん』
クライン「メチャクチャ怖え冗談はやめてくれ!!;嘘でも寿命縮む!!;」←既に半泣き
キリト「そう言えば執事はいないのか?;メイドはいるけど」
クレハ「その役割は主にメイドがしていますし、手が余った場合やお爺様のような男性にはSPが必要時に執事を兼任してくれますので。
4人ずつ旅行の時にも来て下さったでしょう?」←1086ページ参照
『こくこく)ザ・お金持ち』二度頷←内心の想い
そう説明すると、周囲は納得しつつも何か言いたげな眼をしていました。
やはり、普通からすればとんでもない内容なのでしょうね…;