第42章 お泊り・1日目
道場の横に生えている木について、飛龍の家が建てられた当初から生えていたとの伝承を伝えると、驚きと興味の声が上がりました。
キリト「飛龍の歴史の証でもあるんだな」
アスナ「でもミーちゃん連れてきて大丈夫なの?外は寒いけど」
クレハ「ええ。確かに猫は寒さに弱いもの。ですが…」
『ですが?』
クレハ「上着の中に居ればあったかいはず!!
ということでケイトの上着の中に待機させてます」
ミー「み」ひょこ←顔出す
『可愛い!!//』
ケイト「それはそうとさ…もう2時18分だよ?」
『…急げ!!!』だっ!!
ひゅううううう←ケイト一人取り残された
ケイト「ねえ、ミー」
ミー「み?」
ケイト「私達って、なんなんだろうね?」←ちょっと虚しくなった人
ミー「みー」←解らないがとりあえず鳴いている人
クレハ「ほら行きますよ!急いで!!」
ケイト「ほい!;」
スノーエスカレーターは赤外線センサー付きで、使用するものがいなければ作動せず、その間は電力を一切使用しません。
等々の傾斜での注意点を述べた後、ケイトにも説明してもらいました。
ケイト「実際は30度から15度、15度から5度、5度から平坦って感じに分かれてるんだよね?」
クレハ「ええ。縦が最長39m最短35m、横50mです」
ケイト「√3:2=39:xだから39×2÷1.732=45m。
でもそれは30度のみの傾斜だった場合だけど…。
まあどっちにしろ40m以上あって十分長いから楽しんでいこう」
『おー!』拳上げ←準備万端
クレハ「スノーエスカレーターよりも下の部分は傾斜が0度です。
スノーエスカレーターで上がっていく内に「ここより傾斜○度」と表記がありますのでご注意を」
ケイト「上に行けば行くほど急だから気を付けてね?壁際に手すりあるからそれを頼って降りてきて」
『了解!』
ちょうど2時半になり、各々待ちに待ったスキーで傾斜を滑り始めました。
心行くまで楽しめれば幸いです。池でもスケートができますが…それは後程伝えましょう。