第41章 冬での一時
シノン「まあ…確かに気持ちはわからないでもないけど…」汗
キリト「でも何でおすすめしないんだ?工夫して使えばやりようはあるんじゃ?」
シノン「さっきも言ったように、1発だけでもStr全振りの大男でも反動を殺し切れなくて後ろへ飛ばされるのよ?
威力を0にしてそれよ?その場合20連射までできるけど…
それが20連射した時の悲惨な結果は目に見えてるわよね?」
キリト「あ、ああ…そうだな;」汗
想像するまでもない、よな…;
シノン「威力を0に調整した場合なら最大20連射までできるんだけど、100に調整すれば1発しか撃てなくなるのよ。
しかも100に調整した場合、エネルギーパックに充填されたエネルギー全てを1発に込めるから、5秒のカウントダウンが終わらないと撃てないの。
工夫しようにも煙幕を起こす為に地面に撃つかぐらいかしら?
ちなみに、一度威力を100に調整して1発試しに撃ってみた人がいたんだけど…」
キリト「ど…どうなったんだ?;」
シノン「言うまでもないでしょう?
撃った反動で壁にめり込む所か突き破って、挙句の果てにその大ダメージで自滅したらしいわ」
キリト「それは…えげつない;」
シノン「もし成功すれば凄いとは思うけど、そんな人は見たことも聞いたこともないのよ。
だから今や使う人なんて滅多にいないのよ。STR全振りのゴリ押し型の人ぐらいしかね」お手上げ&溜息
ケイト「へぇー」にや&キラーン
キリト「…なんか…ものすんごくやな予感しかしないんだが;」たらたら
シノン「?どうしたのよ」眉潜め
キリト「い、いや…何でもない;
(SAOでもいっつも全く使い道が無いものに滅茶苦茶有用な別の使い道を見出してたからな;
一体どうなることやら…;」←はらはらし通しの人
後のSAOサバイバー一同の感想→『わかる!!』二度頷
そんな声が重ねられたのは、その日に催された大会が終わった後だった。