第41章 冬での一時
シノン「光学銃は軽量で命中率も高いんだけど、プレイヤー装備の防護フィールドで、威力が半減しちゃうの。
BoBみたいな対人戦をやるなら、実弾銃ね」
ケイト「ふぅん…一番軽いもの同士だとどれぐらいgが違うんだろう?」
シノン「そうね…(顎に手を当てて考え込む)
物にもよるけど、やっぱり最低でも100は差が出るわね。予備の弾丸も持ち歩くことも想定してだけど」
ケイト「なるほど。なら光学銃でいくよ。銃に関しては牽制になればいい。
撃つのを実行するまでの間に隙間を通して貫けば問題ない。
もしバリアがあるなら先にそれを見定めておきたいし。
近付かずに削れるのならそっちの方がやりやすいし、撃ちながらの接近の方がより削れる。
いずれにせよ、AGI全振り型だからより早く着くだろうしね。
剣で斬り裂きながら突き進んでいくにしろ、僅かにでも削れたり牽制できればより手間も省ける」
シノン「あんた…どこかの考えなしより遥かに有用ね。その戦略」
キリト「うっ…;」ぐさっ
シノン「OK。そうと決まったら扱いを今の内に慣らしておいた方がいいわね。
特に一番軽い光学銃は厄介極まりないものなの」
そう言ってから、それが売られている場所へとシノンを先導に案内してくれた。
所で、俺が付き添う意味はあるのだろうか?;
まあ、ケイトの予測できない戦術の組み立て作業を見てるだけで楽しいからいいけど…
シノン「これがそれよ。
「威力が高くて速射性に優れたどんなステータスでも撃てる光学拳銃」って売り文句だったんだけど
両方の矛盾を果たしているからか、最も扱いが難しい銃でもあるのよ」
ケイト「おおー!//」キラキラ
キリト「だった?」
ケイト「ってことは、連射可能だけど威力が高過ぎて反動で体勢維持に難があるタイプ?」
シノン「ええ。そんな所ね。
だからある程度STRがないと反動に耐えられない可能性が高いのよ。
自動拳銃と光学銃の融合なんて称されてるけどね」
ケイト「うわああああああああ//」キラキラ
キリト(思いっきり画面に食いついてるな…こりゃ即買いだな)汗←経験上の判断(顔が引きつっている)