• テキストサイズ

白い流星【ソードアート・オンライン】

第7章 涙と決意





キリト「グレイクも大変そうだな…

いや、それほどではないかもな。
根はいい奴だし、単純だし、解りやすいし…)

そういう意味じゃなくて、ただ…

無茶をし過ぎないよう、心配しながら見守ってくれている人って感じだと思うぞ?
無茶をし過ぎていても、ケイトの場合わからないだろ?」

ケイト「う~ん。確かに。

10日徹夜しても別に平気なら続行するし
仮眠するにしてもここ最近2時間も眠れないし…やっぱ、あの悪夢を見そうになるからかな」

アスナ「悪夢って?」


私達はまだ、転移門から歩き始めたばかりだった。

そんな時、ケイトちゃんの話があんなにも重いなんて思いもしなかった。



ケイト「…アスナ、25層ボスの時…私、泣いてただろ?」

アスナ「…ええ。
それと、玄関の扉を開けた時の光景が流れ込んできたわ。

血にまみれた女性と女子が玄関に伏してて
刃物を持った男性に睨まれた…そんな光景が」

ケイト「あの男性が、私の父親だ」
『!!』

ケイト「でもって、母親と姉が殺された光景なんだ。

最初は…夢だって思いたくて、病室で意識が戻ってから
必死に抜け出して、走って、戻っていった。

でも…夢なんかじゃなかった。
玄関に残った血が、それを夢だなんて思わせてくれなかった」


それから…

衝撃的な過去が伝わってきた。


/ 1616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp