第40章 窮地
~おまけ・続~
・対面
12月14日の騒動の後、昨日(12月15日)の昼休みあたりに話してたんだよね。
キリトとアスナとリズに。比較的近場だったから。
3人にシノンの過去を説明して、故郷へ行ってから当時の女性職員の連絡先を教えてもらい、都内の現住所を調べてシノンのことを話す。
その話題を聞いて是非会って謝罪したいと女性も承諾。
翌日となる今日、ダイシー・カフェに来てもらうよう約束した。らしい…
会わせたい人がいるって連れてって一応了承してくれたけれども
後で勝手に過去を話したこと怒られるかなあ;←内心気まずい
でも銃に執着してたのはGGOに文字通り埋没してたからだったんだな…
オーラの形の件(1348ページ参照)、今になって納得した。
エギルの喫茶店、ダイシーカフェに着くと、いの一番にリズベットから声をかけられた。
リズベット「おっそーい!待ってる間にアップルパイ二切れも食べちゃったじゃない!」
ケイト「待たせてごめん;」
キリト「や」
シノン「!!何で…あんたがここに」
ケイト「私の親友のキリトこと桐ケ谷和人だ。弟のように想ってるぞ^^」
キリト「そりゃどーも」微笑
そう言いながら肩に肘を乗せてくる中、キリトが紹介を引き継いでくれた。
キリト「GGO三代目チャンピオンのシノンこと朝田詩乃さん、だよな?
ケイトから聴いてるぞ^^」にや
シノン「やめてよ」しかめっ面
キリト「んで、こっちがSAO時代からの仲間で…
ぼったくり鍛冶屋のリズベットこと篠崎里香」
リズベット「なんですって!!;」
キリト「こっちがバーサクヒーラーこと結城明日奈」
アスナ「酷いよ…;」苦笑
リズベット「ま、まあ女の子のヴァーチャルMMOプレイヤーと知り合えたのは嬉しいわ」
アスナ「友達になってくださいね朝田さん」微笑
シノン「……」
そう歩み寄ってくる人達に、シノンはどこか曇り顔だった。
ケイト「大丈夫!三人共大切な友達だ。
そこにいる店主のエギルもSAOサバイバーで信頼できる人だ。
まあ席について一緒に語らお」
シノン「え、ええ」
そうして席に着いてから、やっと計画通りに対面という方へことが運ばれようとしていた。