第40章 窮地
ケイト「なあ、名前はなんていうの?」
「朝田…朝田詩乃。呼びにくければシノンでいいわ」
ケイト「そっか…私は飛龍恵土。
友達になろう!」
シノン「!…え?」
ケイト「ん?どうした?」
シノン「いえ…その…願ってもないけれど……
なってもいいの?」おずおず
ケイト「あったり前じゃん!なりたいって言ってるのはこっちだぞ?
助けたいって思った。支えたいって思った。
だからさ!友達になろう!!」
「!!…(ぷるぷる)
あんた…底抜けのバカよっ(涙震)
ぐすっ」
ケイト「え?なんで泣いてんの?」きょとん
シノン「泣いてないわよ…バカっ!^^」涙
ぽすっ
軽くケイトの腹を小突きながらシノンは満面の笑みを浮かべつつ
「ありがとう」と涙ながらに言った。
クレハ「その気持ち、よくわかります」じーん
ケイト「いや、なんで!?;」←一人だけわかってないことに疎外感感じている人
シノン/クレハ『一人だけわかってないわね/ですね』
ケイト「だからなんで!?;」←知りたい人
シノン「くすっ…いいえ、わからないままでいいわ」目を伏せながら笑う
クレハ「そうですね。そこがいいところなのですから」ふっ
ケイト「さっぱりわからないんだけど?;置いてかれてる感半端ないんだけども?;」
シノン/クレハ『それでいいの!/いいんです!』
シノン&クレハ『ふふふっ^^』
ケイト「なんか…二人だけわかりあっている…;」
被さった言葉に思わず互いを見つめつつ、同じく救われた口なので
ついついと笑みが零れ落ちるばかりでした。
ケイト「あ、そうだ!連絡先教えてよ。
これからも話し合いたいからさ」
シノン「ええ、LINEのQRコード出して」
ケイト「OK!
……はい!」
シノン「意外と時間かかるのね」←既に読み取る準備済み
ケイト「慣れてなくってさ…ごめんね^^;」
連絡を取り合うことが多くなったのは、言うまでもありませんでした。