第40章 窮地
その追走劇&逃走劇が後世にて、「飛龍家の嵐」として語り継がれるようになったのは余談としておきましょう。
周囲へ心配と迷惑をかけ続けた代償、後世にまで遺してもらいますよ!お爺様!!(ギラリ!!)←全力で怒ってる人
とまあ、結果としては大団円となったわけなのですが、これが今年で一番の大騒動でした。
2025年12月14日PM9:00
ケイト「終わった終わったー」のび
クレハ「あとは書類を持って帰るだけですね。
無事捕まったようですし…一体どんな方法を取ったのですか?
あのお爺様を捕まえるのは一筋縄ではいかないでしょう」←家に着くまでその方法を知らなかった人
ケイト「ん?そりゃあ簡単だよ」
クレハ「え?」きょとん
ケイト「私だったら絶対受けるような好条件を言えばいいって思った!b
だって、お爺様と私はよく似てるだろ?だから簡単な方法を言ってみたんだ」
クレハ「そうですか。詳細はまた後程ご教授くださいね」ぴとっ
ケイト「うん。それにしても今夜は冷えるなあ」←曇った空を見る
クレハ「あら。そうですか?私は少し暑いです^^//」にっこり
ケイト「ん//」ぴとっ
そうイチャイチャしながらお迎えの車へと歩いていく中
通り道にある公園に差し掛かった時、人影を確認しました。
ケイト「!!」
それを見た瞬間、ケイトは狼狽したような表情になって固まった。
クレハ「?ケイト?」
そんな時、一つの声が聞こえてきました。
運転手「そろそろ乗って下さい、ケイト様、クレハ様。
もう夜も更けていますので」
クレハ「え、ええ。ケイト!」
ケイト「ん…うん」
そう言ってから車に乗ってドアを閉めた後
運転手「では出しますよ」
そう言われる中、いきなりとんでもない一言を車内で切り出されました。
ケイト「あいつ、犯罪を犯す」
そう、きっぱりと――