第40章 窮地
爺「戦場を生き抜いた我が技、我が肉体!!
退け捕まえられるものなら捕まえてみよおおおおおおおお!!!!」←ノリノリで半裸になって筋骨隆々の肉体を見せつける人
テロップ『はっきり言って大人げない』
爺「健康診断は受けん!!受けんぞおおお!!!
見よ、クレハ!我が雄姿をおおおおおおおお!!!!」くわっ!!!
テロップ『だがそこにクレハはいなかった』
『ぅ…あぁぅ;』
テロップ『そして周囲は死屍累々だった』
クレハ「周囲にとって迷惑だと気付かないのでしょうか…;
はあ;」溜息
千切っては飛ばされ、千切っては飛ばされるという現場の専属医からの報告を受け
「頑張って下さい。帰宅次第手伝います」としか言えずにいたのですが…
ケイトから「一つだけ伝えたいので電話かわって」と言われ、渡した後…とんでもないことをしていたそうです。
当時の私は治験のそれを受け取るように言われ、結果の説明と近況について話し合うことに集中していました。
後に知ったわけなのですが…
ケイト「あー、もしもし」
専属医『はい…もう、心身共に疲れ果てました。
毎回健康診断は「この元気な身体が証拠だ」と言われ、一度も出来た試しがないんです;;
いつも月に一度、念の為に診ることになっているんです。
だというのにクレハ様や奥方のあなた様やクレハ様のお母様やお婆様しか出来ず、一番診ないといけない家長であるお爺様には一度さえええええ;;;
もう諦めました。毎回毎回もう疲れました;もう家探しなんて嫌だああああ;;;;』号泣&嗚咽
ケイト「あー、こりゃ重症だ;)
えっと、一つだけ方法が思いつきました」
専属医『え?何ですか?』ぐすっ
ケイト「今から送るデータを印刷して餌にして下さい。
クレハの水着姿で振り向き美人のこれ(写真)なら男として放ってはおけないかと。
ただし印刷した後は削除して下さいね?写真撮ってもダメ。周囲にも禁止して下さい。
「健康診断を受けるのならこれを渡そおおお!」とでも言ってからお爺様に渡して下さい。
根が素直なんで「身体が元気でも万が一の為にお願いします。病魔が潜んでいる可能性もありますので」と言えば体裁は保たれるでしょう」
専属医『ありがとうございます!!;ありがとうございますううううう!!!;』
結果、難無く捕まりました。