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白い流星【ソードアート・オンライン】

第39章 親になる前に





ケイト「・結婚条件に合わない人一覧
「高圧的に接する人、暴言暴力を働く人、怒りのままに八つ当たりで上記のことをしてくる人」って感じに話せばいいよ。

そんな男の人、私の知る中でもキリト達だけだからね」

アスナ「でもね…お母さんは、それでも勝手に相手を決めようとしてきてて(俯)

須郷の件で懲りればいいのに;
それでもあの人は私が選んだんじゃないって突っぱねて…;」ずうん

やや落ち込んだアスナが記念パーティーの後で相談してきました。


クレハ「大きな家ともなるとそういう方針がやや多いですね。

確かアスナは分家でしたか?
となると本家の方が口やかましく言ってきたり、世間体もまたあるからでしょう」

アスナ「私…やっぱり、キリト君以外は嫌だよ」

ケイト「なら腹割って話し合わなきゃだな。

話し合わなきゃ、きっと通じない。
もしそれでも耳も傾けないで聴こうとしないんなら、理解しようとしないんなら…」ぐっ!
からん(ケイトのグラスの氷が鳴る)

ケイト「その時は遠慮なく私に言え。相手になる」真剣

アスナ「!…で、でも…悪いよ、そんなの」

ケイト「大丈夫大丈夫。
ちょうどアスナの住所の近くに大きな病院あるだろ?

そこで近々話し合いがあるんだ」

アスナ「何かあったの!?」がたっ!!

思わず病気かと早とちりしたようで立ち上がるアスナに、ケイトは言い切った。


ケイト「ううん。違うよ。ただの別件。

SAOでの話も聞きたいから連絡先教えろって言ってたらしいじゃないか。
この際いい機会だ。私が直々に行く」きっぱり

クレハ「はあ…言い出したら聞きませんし。
治験の件は私が回しておきます。その問題を解決した後で来なさい」

ケイト「ありがとう。恩に着るよ」

クレハ「気になさらず。アスナ」

アスナ「?…何?」

クレハ「言わねば伝わらないこともあります。

何しろ親とは一生の付き合いとなるのです。
どういうつもりでその言葉を言ったか、その意図を、その人となりとこの際きちんと向き合いなさい。


恐れていては、何も変えられませんよ」


アスナ「…うん。私、頑張る!」ぎゅっ!

そうして2日後の朝から、アスナの母親とケイトの面談が始まりました。


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