第38章 月例大会
質問がありましたので1ページ丸々挟ませてもらいました。
本編の途中で長々とすみません。
以上の理由に伴い、罪に問われる人はいませんでした。
さて、未だカッコいいポーズが決まったままですがどう攻めるかが胆になりますね(キラン)
実況「クール&ビューティー!不敵に微笑む女豹クレハはどう出るううう!!?」
女豹とは何ですか;(汗&じと目)
ま、まあそれは置いといて予定通り乱戦に向かっていきましょう!!(ぐっ!)
実況「拳を握り締めた状態で空中で睨み合う両者!
クレハの右拳が迫る!!が空中で止められた!
どうやら球場の結界のように常に外へ出されているようだ!空間ごと周囲から迫る影響を全部無効しているとはまさにこのことおおお!!」
感心するのはまだですよ!(ばっ!)
その言葉を聞いた直後、右拳の人差し指の指先に結界を何重にも張りつつ魔法をその中へ集めるよう出し続け
溜まり切った瞬間に弾き飛ばすようにデコピンのように弾いた。
ばりぃん!!
何かが割れる音が響くと同時に右拳で殴りかかる。
タイミング的に光が弾け飛んだ後ちょうどとなり、届きかけた。
届く一瞬前に全身から風を全身に纏いつつ、それに火と雷を混ぜて吹き飛ばされました。
その瞬間から絶え間なく攻められ、完璧に防御しつつカウンターを挟み
そのカウンターさえも利用しながらカウンターを、防御を、攻撃を
と怒涛の如く続けられる変化に息を呑むばかりだったそうです。
当時はケイトが属性全てを自らの周囲へ展開させながら私へ向けてホーミングで発し
私が聖なる力と共に結界を張ってその中へ閉じ込めつつ逆に利用してぶつけた。
他に反射させたり魔法の軌道を結界で強制的に変えたり等々…たくさんの行為をしましたが
ケイトは難無く全属性の魔法を自らの周囲へ展開&発動させつつ
一つへ融合させながら一点に凝縮させ「超高密度エネルギー」と化したそれを操って攻防一体の攻撃を続ける。
たまに弾き飛ばされた火や氷、雷や風などが観客席上空にまで飛んでいく中
その切迫し合った状態は「決着のつかない激戦」を思わせるもので、観客達を盛り上げるには十分過ぎたとのことです。
ただ、その「神々の決戦」と評されるものでさえ
私達にとっては「まだまだやり足りない」という想いが多くありました。