第38章 月例大会
刃と刃が重なり合った瞬間、凄まじい爆風と共に押し合いが続きました。
さて、見せ所はここからです!
ケイトが土の魔法で私の両足を一瞬で捕らえつつ水の魔法で下へと引き込んでいく。
その瞬間に私は羽を現わしながら魔法を全身に纏わせて空中へと飛んだ。
ピシッ!
ケイト「!」ばっ!←跳躍
その瞬間に地面を介して槍をホーミングのように地中から攻撃する。
それが眼前へ迫った瞬間、ケイトが魔法を繰り出す!!
ケイト「光魔法!カッコいいポーズ!!」しゃきーん!!
『マジでやりやがった!!!;』驚
『ずがーん!!!!)!!!??・・///////』←ファン達
テロップ『パフォーマンス開始前、「必ずやるから」と兼ねてより言っていた魔法でもある。
魔法陣グルグルという漫画で出てきた技の真似』
見た目はそのままですが、光を内より放ちつつ全身に纏いながら発し続ける魔法として行っており
その効果は強く、空中に浮いたまま「周囲の魔法」を光の量子という単位ごと全て吹き飛ばしつつ発動中は一切の攻撃を受け付けない防御技と化しています。
予め実況に渡していた魔法帳にも載っている為、淡々と実況が解説してくれました。
キリト「それって…わざわざカッコいいポーズ決めなくてもいいんじゃないか?;」眉潜め
リズベット「そうよねえ;」苦笑
シリカ&アスナ『カッコいい///』ぱああ&キラキラ
リズベット「ケイト信者には大ダメージだわ;」汗
クライン「ケイト…お前、神様だったんだな//」ぼー
キリト「クライン?;」
クラインの前で手を振ってもなお、反応は返ってこず
キリト「夢の彼方へ去っていったか…;
色んな意味で恐ろしい魔法だな;さて、どう攻略するか;(う~ん」腕組
リズベット「まあ…実際、子供ができるのに必要な行為もなしに身ごもったんでしょ?
強ち女の形をした「神」だっていうのも間違いではないかもね。
本人曰く、「魂という存在は神様が生み出してくれた。この世界も成り立ちも神様が与えてくれた。だから誰もが神の子」らしいけど」
すぐ傍で取り乱してくれた人達がいたことで冷静でいられた二人は苦笑するしかなかった。
ただ、ドキドキはしたそうです。
直葉「きゃあああああああああああ/////」キラキラ←ファン
直葉に至っては…ミーハーになってました。