第38章 月例大会
パフォーマンスが開催される前、ケイトと私の紹介が長々とされる中
その実況を行っている方を睨む外ありませんでした。
しかしその異議も夢中になって語っている方には蛙の面に水。
AM9:00になる数秒前だというのに、未だに始められませんでした。
実況「あ、長々とすみません!パフォーマンス開始!!」
がきぃん!!!
その瞬間、凄まじい勢いで私とケイトはぶつかり合い、火花を散らしながら凄まじい衝撃波を巻き散らかしました。
その結果、熱がこもった爆風が観客席全てにまで届き、高らかに歓声を呼びました。
次の瞬間
クレハ「開催はグダグダになりましたが予定通り盛り上げていきますよ!」
ケイト「おうよ!」
ばっ!!
一瞬で距離を取り、魔法という力を手に出しました。
ケイト「「火」「風」、ブルーフレイム!!」
実況「なんと炎が青く変色し「剣」となったたあああ!!風によって酸素を多くした炎のようだ!!」
『おおおおおおおおお!!!』
クレハ「聖なる気よ、我が身を護り給え!聖気陣!!」
実況「聖なる気で作られた盾!如何なる攻撃をも無効化する最強防御が立ちはだかるううう!!」
『おおおおおおおお!…?』
「防御って攻撃には転化できねえの?」
「どうやって攻撃に?」
ざわざわと激しくなる中、私達は実況や周囲の声など聞こえないほど集中し切ることにしました。
ケイト&クレハ((周囲の反応などどうでもいい…
ただ、目の前の強者とどちらが強いかを確かめたい!!))にや
それだけしか思考がないまま、戦闘へと突入。
クレハ「剣!!」ばっ!
ケイト「ソード!!」ばっ!
そう剣の形へ変えたのが同じ瞬間で
その時には、互いに闘技場の中央で鎬を削り合っていました。
実況「知っての通り例の全日本武道大会(1050ページ参照)にて硬気功同士をぶつけ合い、一見何もない空中で拳が止まったまま相互に押し合い続けた猛者!!
八百長じゃないのかという疑念に伴うブーイングと共にその拳と拳の間に入った「合金製の弁当」は、拳と拳が触れ合わない理由を顕著に示した!
文字通り、何もないはずの拳と拳の間に入った瞬間!粉々に砕け散ったという!!
気功というものに対する偏見を取り払った武道家達の行方は如何にいいいい!!?」
『解説長いよ;』←周囲の心境