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白い流星【ソードアート・オンライン】

第38章 月例大会





クリア基準は「1000年もの感覚時間を共に満足し切るまで戦い合い続けること」でした。

光を使える上、効果が倍加していたことで本来ならば500時間しなければ1000年もの感覚時間が過ぎないはずのそれが変わりました。


既に光を使った状態並みの速度を会得している為、「倍に」。

その上、神速格闘術を身に付ける人が増えていったことから
システム的に重ね掛けすることでその分速さが増すという実装も、9月下旬の新アインクラッド20層までの実装と共に大規模メンテナンス時に為されたことで
光をかけた本人(A)による重ね掛けはできないが、Aとは違う人に光をかけてもらうことで「光の重ね掛け」の実現ができるようになりました。
以上のことにより、「一度自らに光をかけた後、私とケイトで重ね掛けし合うことによってさらに倍に」。

そしてレンと天狐によりスキル上限突破によって「光自体の効果が10倍に跳ね上がる」。

だけでなく、カード装備の倍加効果が適用されたことで「光の効果がさらに倍に」。


よって、一日の間に食事と休憩と睡眠なども挟みつつ
余裕をもって1000年もの感覚時間の間戦い続けることが可能となりました。

寧ろ私達でなければクリアできないような過激な内容に、知った当時は驚くばかりでした。


前置きはそれくらいとして、以上に伴ってとんでもないチート要素を詰め合わせた成果となりました。



ああ、一つ言い忘れていましたね。

ミーすけを倉庫に入れてからあちらへコンバートし、再び戻したわけなのですが…


私がテイミングモンスターとして持ち帰りした子犬はコンバートした当時、白い毛並みのまま嬉しそうに尻尾を千切れそうなぐらい振り続けており

ケイトが倉庫からミーすけを出し、それから紹介を通して見た瞬間に
ミーすけと同じ翼を持った白いライオンと化し、結ばれることになりました。

どうやらミーすけはオス、コロと名付けられた子犬はメスだったようです。



それは新たなクエスト(1059ページ参照)の結果らしく

その概要は「ミーすけがコロに一目惚れして求愛行動を示し、コロもまたミーすけに一目惚れしてそれに応じた」ことによるもののようです。


結果、それが新アインクラッドでの《地下迷宮》開放における『さらなるイベント』へと繋がることになるとは、当時には思いもしませんでした。


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