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白い流星【ソードアート・オンライン】

第37章 テイマーズカードドラフト





あわよくば利用しよう…そう思う人しか、近付いては来なかった。

でも…あなたは違った。


孤立していたことから理解など得られないまま、きちんと向き合われないまま傷付けられ続けてきた。

味方など、理解者など、一人としていなかった。


そして噂のことも否定も拒絶もされないまま罷り通り、好き勝手に風評されるばかりだった。

結果、孤立し続けることとなった。



だからこその言葉だと解っていた。

わかっていたからこそ、そのように言っては欲しくなかった。


SAOでやっと巡り会えたというのに、変わったというのに…それさえも無視されたように感じて……

私とあなたとで紡ぎ続けていた毎日を…あの幸せな日々でさえも、無視されたように感じたから……

衝動のままに、頬を勢いよく叩いてしまった。



ケイト「泣かせて…ごめんね」

クレハ「それを言うなら私の方もです。二度も叩いてしまって」

ケイト「ううん。お互い様ってことでいいじゃん…

というか、さっきの絶対に私のせいなんだけども;」

クレハ「それを言うのなら私が空手チョップで思い切り叩いたせいでもあるでしょう」

ケイト「うーん、それはそうなんだけどもね;

なんかごめんって言いたくなっちゃうんだよ;こういう時って特に。
泣かせちゃってるわけだしさ、しかも私が要因で」

クレハ「そこがいい所なんですよ^^」くすくす

ケイト「?そうなのかな?クレハの概念がわからない;」

クレハ「わからなくてもいいです。育った環境故の想いですから♪

あなたが傷付けられれば皆が喜び幸せになると思っていたのと同じだと思って下さい」

ケイト「ああ、なるほど。

環境次第で感じ方も考え方も本当に変わるよね」遠い目

クレハ「ええ。本当に…」遠い目

そんな会話を交わしながら抱き締め合い続けている中、レンが帰ってきました。

天狐はその間子犬の相手をしてくれていました。


ケイト「むくっ)…お、起き上がれるようになった」
レン「それはよかったです^^」にこっ

ケイト「でも…こんだけレベルが上がるとは…;もうカンストさえも超えている;」ぞおおお←真っ青
レン「限界突破も持ってるので!ちょうど限界まで強くなれましたね♪」

ケイト「なんだか…お零れに預かっているみたいでやだなあ;」


気付けば250レベルを上回っていた。


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