第6章 ギルド
次に《武器返し》。
これについては、彼女が独自に編み出した動き方だ。
それをしつこく何回も繰り返していたことで、曲刀と同様にエクストラスキルとして追加されるようになったものだと考えられる。
まず手順についてだが、使うのが短剣でも手の場合でも同じなのが特徴だ。
まずは相手が放つ攻撃に対して、添えるように刃、もしくは手を出す。
自身にとって右側(相手にとって左)から来る攻撃ならば右側から、左側なら左側からだ。
これは人間の身体は内側、つまり右拳なら左側へ力を加えやすいが右側へは加えづらいことを利用しているらしい。
人間の構造上の原理というより神髄、いとも容易く逸らす肝というものだ。
そして刃、もしくは手が触れた瞬間に
攻撃のベクトルにとって横側へ払うことで、攻撃が当たることを逸らす。
熟練度が上がれば上がるほどその精度は増していき、成功率も上がっていく。
おまけに、前に分解と合成についてケイト君やキリト君が話していたが(106ページ参照)
実際の所は、防具製作を取った時からできるようになることだ。(30ページ参照)
そしてその成功率が100%成功確定となるのが、鍛冶製作神だ。
前にケイト君が結晶無効化エリアを作れたのもそれでだ。
今は《建築》を取って、無料宿場とレジャーランドの増築をしているようだがね。
ああ、そろそろ話しを戻そうか。
25層ボスにやられそうになる、キバオウ君が無断で連れ出した聖竜騎士団団員はどうなるか?
それは次のページに書くことにしよう。
だが今はもう時間も遅いので次の日に。
(更新時刻:4月28日AM1:30)
私は、今後の彼女の活躍に期待している。
本来なら実在するはずのない武器・双短剣然り、セリオン防具一式然りね。
では、いい夢を…
次回をお楽しみに。