第37章 テイマーズカードドラフト
ケイト「ハートは体力?なのはわかる。
小麦色のブーツのようなのは素早さかな?
でも紫の四角、左上から右下へ向けて黄色い稲妻型の亀裂が入ってるけどなに?」
先程感じていた疑問を尋ねてみた。
レン「四角は魔法の威力を示していて、268あります」
ケイト「なるほど。ありがとう、レン」
レン「お気になさらず^^」
ケイト「あのね…
実は私、相棒、パートナー、ライバルと言える存在が欲しかったんだ。
私の知ってるやり方じゃなくって、まだ見たことのないやり方で肩を並べてくれる人が欲しかったんだ。
全力をぶつけ合って、どっちが上かもわかんなくって、そんなドキドキが欲しかった。
だから…全財産と手持ちの全てをかけて、そんなとっても強い人に会いたいって思って融合に使ったんだ。
全てのカードを使って、ステータスが倍になるカードを除いて…
四角錐が現れた時、心の奥でそう願いながら決定ボタンを押した。
すると…蓮の花のような、綺麗な人が現れた。
今までに見たことがない数値で、レア度で、感動して…つい抱き締めちゃった。
それぐらい…欲しかったんだ。レンのように、肩を並べられる未知の存在が。
そんな人がいない歴、年の数だったから…余計にさ。
だから、出てきてくれて、自分のもとを選んでくれて、本当にありがとう^^//」涙目
レン「私はマスターと共にいますよ。
今後もずっと、手助けさせてください。
その為にここに来たのですから^^」にこっ
ケイト「ありがとう、レン^^」
レン「所でまだ私もマスターも1レベルですが、モンスターを全て狩り尽くしに行きませんか?」
ケイト「それはダメでしょ…;」
レン「?何故ですか?」
ケイト「人が狩っていたりタゲをとってるものもあるから、それだけは狩っちゃダメ」
レン「タゲとは?」
ケイト「狙われてるってことさ。自分の獲物なのに横取りされたように感じるんだろ?」
レン「なるほど。わかりました。
5km以内にプレイヤー、及び人がいない場所で狩り尽くせば問題ありませんね?」
あれ?…何というか、人間臭い。
人のように滑らかかつ自然に話したり同意を示したりするレンに、霊感で見ても人と相違ないように感じた。