第36章 質問コーナー
仲介人側
社会にとって必要となる素材の中で「不足分となっている素材」が常にある。
それを出すモンスターを狩るよう指令・クエストを出す発令人。
時に採取をお願いすることもある。
給料も申し分なく、人数が少ない時間と場所を狙って叫ぶのが特徴。
たまたま居合わせた人は常連ばかりではなく、初見の人がたまたま出くわすことも多い。
「契約を結ぶ」という意図で署名をさせている。結果に伴って各個人にランクを付ける。
それを一ヶ月ほど続けた後
その中で信頼に値する人と本契約を結び、不足分となった場合に頼み込むこととなる。
後に、社会を回す一つのカギの調整人
すなわち、社会で出回る素材におけるバランサーとして名高くなる職業の一つであった。
ある一つの素材が高くなり過ぎないように、安くなり過ぎないように、多過ぎないように、少な過ぎないように。
それらの調整こそが、白の鳳凰フォロー課「仲介部」の仕事内容である。
見たことがない素材が出た場合↓
アスナ「ねえ、キリト君」
キリト「ん?どうした?」
アスナ「なんか…見たことない素材が出たんだけど、どうしよう?
そのまま売り出した方がいいかな?」
キリト「うーん、こういう時こそ情報部に行くか」
アスナ「え?情報部」
キリト「ああ。その素材が何をできるか、どのくらいの汎用性があるか。
その判断基準に伴って価格設定されるらしいから、情報部が最適だと思う。
ほら、狩人規定にもあるだろ?」
アスナ「あ。本当ね」
アルゴ「イラッシャーイ。お、キー坊が来客するなんて久方ぶりだナ」
キリト「ああ、今回はアスナがドロップさせた素材を売りに来たんだ。
今まで見たことない奴だから、価格の相場を教えて欲しくてさ」
アルゴ「ホー!こりゃ見たことない新素材だナ。
待っててくレ。ちょっと専門の知識を持った奴等と話し合ってくル」
キリト「ああ。頼むよ」
そうして待つこと数分。