第35章 結婚式
ケイト「命光板の光があるでしょ?
あのプレイヤーを示す光をオレンジギルドに入ってた人は全員オレンジにしてね?
それで圏内でも圏外でも一撃でも人を傷付ければ端末から警音が鳴るようにする。
オレンジの光が強く光り、被害者は紫として表示する。
精神的な暴力でも同じような感じでね」
『なるほど』
社会にとって必要となる素材の中で「不足分となっている素材」が常にある。
それを出すモンスターを狩るよう指令・クエストを出す発令人。
時に採取をお願いすることもある。それがケイトが新たに造った役職「仲介人」。
給料も申し分なく、人数が少ない時間と場所を狙って叫ぶのが特徴。
たまたま居合わせた人は常連ばかりではなく、初見の人がたまたま出くわすことも多い。
「契約を結ぶ」という意図で署名をさせている。結果に伴って各個人にランクを付ける。
それを一ヶ月ほど続けた後
その中で信頼に値する人と本契約を結び、不足分となった場合に頼み込むこととなる。
後に、社会を回す一つのカギの調整人
すなわち、社会で出回る素材におけるバランサーとして名高くなる職業の一つであった。
ある一つの素材が高くなり過ぎないように、安くなり過ぎないように、多過ぎないように、少な過ぎないように。
それらの調整こそが、白の鳳凰フォロー課「仲介部」の仕事内容である。
情報部には常にカンストした人達がおり、相場の相談を受けた際に値段を決めることが多い。
おまけに、今まで見たことが無いものを見せに来るだけでもコルをもらえるので重宝される。
及び、ギルド同士の提携もまた仲介人を介して行うこともあるので
スキルに伴う新たな仕事をしたい場合、フォロー課の仕事紹介所(レジャーランド9~11階東)
新職業として登録をしたい場合は情報担当部(アルゴの店等)で行われる。
仲介人ギルドは後に総勢50人を越しました。
レジャーランドは入場につき100コル必要だが、後にレジャーランドの年間宿契約で3万コル。
3万コル/365日=1日につき82コル払いパックができた。
等のケイトの実績を語り続けていく中、直葉は目を丸くして驚くばかりでした。
そんな中、スポンジケーキが完成。
ホイップやチョコで塗り付けていくことになりました。