第35章 結婚式
ケイト「小太刀しか与えられておらなくての。
ちょうどSAOで手に入れた双刃と同じ長さの日本刀しかもらえなんだ。
足軽として武術だけで取り上げられたからこそ、あの時は嬉しかった。
じゃが…どうしても人を殺すことができなんだ。
足軽の指揮をしておった人が殺されて、持ち帰ることしか出来なんだ。
奥方様は私の心を憂いてくれた。自分の方がより哀しみで張り裂けそうであろうに…。
奥方様は責めずにいて下された。
護れなかった私の心を憂いてのことじゃろう。
あの時の情けなさ、不甲斐なさと言ったら…介錯して下され!!!!;」
『落ち着け!!!;』
ケイト「奥方様の名前は確か…そう。なあ様、奈麻様じゃ」
リズベット「てっきり縁起がいいからって言ってたのを鵜呑みにしてたわ;」
シリカ「私もです;」
ケイト「出生は天文の最後の年。今でいう西暦1555年に産まれた。そして28歳で死んだ。
15歳の元服で前田利家様の兵として士官、足軽として取り立てられた。
武家の家に生まれ、武士の地位はそれまでだが金が乏しいもので畑をやっていた。
地面を耕す時に喜びを感じること、刀を見ること、走って風を感じることが好きだ。
今でも日本刀は非常に魅力的かつ美麗極まりなく」にやにや&だらだら
キリト「よだれ垂れてるぞ;」
ケイト「はっ!!)ごめん!記憶引っ張られた!;(慌&ごしごし)
今でも好きだけど」にやり
クレハ「随分と記憶が引っ張られていますね。人格まで」
ケイト「ついね;
どうしても前世のことを思い出そうとすると、その当時の人格が呼び起こされてしまうんだ」
アスナ「それでも仕事って大変じゃなかった?」
ケイト「それは…身分や取り上げられた位によって言葉遣いも厳しく取り締まれられることが多く」俯←また口調が前世のそれに戻ってる
『位?』