第35章 結婚式
あまりに広くバージンロードもまた長い上、
不慣れなドレスやヒールのこともあり、大分と時間がかかったように感じました。
祭壇に着いたら教えてもらった通り神父様が聖書を読み
「あなたはどんな時も彼と共に~」という言葉を英語で言い連ね
ケイトが「I do」と答え
また私にも同様に質問をされ、同じく「I do」と答えました。
それから私はケイトと向き合って右手を繋ぎ、一生懸命覚えてきた誓いの言葉を言って
指輪交換も神父様のセリフを真似しながら言ってから行い、共に聖歌を練習通り歌って
私のベールをケイトが上げた後、ケイトのベールを私が上げてから互いにキスして
客席を共に振り返ってから、神父様の宣誓が式場へ響きました。
それから退場。
ビデオが回されているため、間違わないか非常に気になりましたが…
問題も発生せず、無事に終わって良かったです。
憶える当時は、「こんな長いのなんてやってられっかああああ」とエアちゃぶ台返しをし出す始末だったのに…
よく、ここまで…(ぐすっ)
ケイト「?」
いえ、何でもありません。何でもありませんとも…
ただ、練習した甲斐が見えて、報われて…それがとても嬉しいだけです←涙目
挙式が終わった後に祭壇の前でスタッフの方と撮影したのですが
その時に「英語で誓いを言う日本人は珍しい」のだと、何度も口々に褒められました
ただ、ちゃんと挙式の費用は前払いしているものの
やはり特別措置の点については非常に恐縮と感じていた為
「誠にお手数をおかけしてしまいすみません(お辞儀」と二人そろって謝ってしまいました。
ですがそこは文化の違いからか、アメリカ人だからか
軽く流して「せっかくのオーナーからの贈り物なんだから楽しみなよ!」「もったいないじゃないか!」と口々に言われながら肩を叩かれました。
その言葉に…私とケイトは思わず顔を見合わせ、少し吹き出して笑った後
「ありがとうございます^^//」と揃って、お辞儀と共に笑顔を見せました。
それからミッキーとミニーが現れ、ケーキ入刀の手伝い等
6曲の音楽と共にダンスをまた踊ることとなりました。
ただ、入場の際に1曲だけ日本の曲(1190ページ参照)を紛れ込ませてもらったことへの礼を伝えたのは言うまでもありません。